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日本相撲協会は29日、都内で評議員会を開き、去年12月までの1年間の決算を承認しました。

相撲協会によりますと、去年1年間の経常収益はおよそ60億円で前の年に比べて63億円余り減少しました。

去年は感染拡大の影響で春場所が無観客で行われ、夏場所が中止となったほか、東京・両国の国技館を会場にした7月場所以降の本場所の観客数も最大で定員の半分程度で開催されたことから、入場券の売り上げが減少するなどして収入が大幅に減ったということです。

一方、経常費用は前の年よりおよそ10億円少ない110億円余りでした。

こうしたことから、去年1年間の収支はおよそ50億円の赤字となりました。

相撲協会によりますと、赤字は平成26年以来6年ぶりで、過去最大だということです。

日本相撲協会本場所の開催は協会にとっての主力で、それができないと大きな赤字が出てしまう。去年から3年間で合わせて100億円ほど資産減少すると見込んでいる。その後は黒字に転換できるよう計画を立てている」としています。

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