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ミャンマーでは、市民への弾圧を続ける軍と少数民族武装勢力との間で戦闘が続き、軍が南東部のカレン州などで連日空爆を行っているのに対し、武装勢力は軍の基地を制圧するなど攻勢を強めています。

軍は昨夜、国営テレビで、中部にある空軍基地2か所がほぼ同時に砲撃を受けたと発表しました。

けが人はいないということです。

一方、ことし2月のクーデターからまもなく3か月になるのを前に、最高意思決定機関「国家統治評議会」のエイ・ダゼン・ミェン報道官はきのう記者会見を行い「2月に始まった春はもう終わった」などと述べ、市民の抗議活動をほぼ収束させたという見方を示しました。

しかし、軍による発砲などで市民の犠牲者が750人を超えるなか、軍を離反する兵士たちが相次ぎ、武装勢力の支配地域などに逃れています。

このうち、先月軍を離れた元少佐がNHKのインタビューに応じ「軍は単なる人殺しのギャングになり下がってしまった。独裁者のもとから離れて市民の側につくよう元同僚たちに呼びかけたい」と述べたうえで離反者がさらに増えるという見通しを示しました。

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