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4日開かれた経済フォーラムに出席したイエレン財務長官は、政府による巨額の財政出動に関連して「景気の過熱を抑えるためには金利はいくぶん上昇する必要があるかもしれない」と述べました。

アメリカでは新たに4兆ドル規模の巨額の経済政策が検討されていて、イエレン長官の発言は政策の実行で景気回復が大きく加速するような場合には早期の利上げにつながる可能性があるとの見方を示したものです。

景気回復が続くアメリカでは、今の金融緩和が早期に引き締めに転じるのではないかとの観測が根強く、今回の発言を受け4日のニューヨーク株式市場ではIT関連銘柄が売られ、ナスダックの株価指数は、一時、前の日に比べて3%近い、大幅な値下がりを記録しました。

金融政策を担うFRB連邦準備制度理事会のパウエル議長は、雇用の改善が不十分だとして、金融緩和策の変更は時期尚早だという認識を示していますが、株価が史上最高値の水準で推移する中、今後も、こうした発言や経済指標への注目が集まりそうです。

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