2日間で約8000人が不法に越境 モロッコからスペインの飛び地へ #nhk_news https://t.co/RhAYd1KoF9
— NHKニュース (@nhk_news) 2021年5月19日
北アフリカにあるスペインの飛び地に、隣接するモロッコから2日間でおよそ8000人が不法に国境を越えて押し寄せ、スペイン政府は、入ってきた人たちを送り返すとともに、モロッコ政府に対して国境を尊重するよう求めました。
スペイン政府によりますと、北アフリカにあるスペイン領のセウタには、18日までの2日間でおよそ8000人が隣接するモロッコから不法に国境を越えて入ってきているということです。
現地からの映像では、フェンスを越えて越境する人たちの姿や、スペイン軍の部隊が入ってきた人たちを押しとどめている様子が確認できます。
ここにこれだけの規模の人数が押し寄せたのは初めてで、スペイン政府はこれまでに4000人をモロッコ側に送り返したということです。
サンチェス首相は18日、急きょ記者会見を開き、モロッコ政府に国境を尊重するよう求めました。
大勢の人が国境を越えた背景について、スペインメディアは、モロッコが実効支配している「西サハラ」の独立派の指導者が新型コロナウイルスに感染し、スペイン本土の病院に入院したことにモロッコ側が反発し、国境管理を緩めたためだという専門家の見方を伝えています。
スペイン政府は、指導者を受け入れたことを認めたうえで、人道的な措置だと説明しています。
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