同じようなクソリプが多いので一度だけ答えるが、日銀が国債の買い入れを無限に増やすことはできない。たとえば国債を1200兆円買うとマネタリーベースは3倍になり、大インフレになることは確実だ。金利上昇のリスクは、インフレのリスクなのだ。 https://t.co/i7Z0gVzyod
— 池田信夫 (@ikedanob) June 6, 2021
「税は財源ではない」というMMTのマントラは「国債の金利はつねにゼロで税と同じだ」という妄想。たとえば政府が給付金を1000兆円出して国債を発行すると、国債は暴落(金利は上昇)して大インフレになるだろう。増税でインフレは起こらない。だから税が本源的な財源なのだ。
— 池田信夫 (@ikedanob) June 6, 2021
「自国通貨建て」かどうかなんて無関係。ロシアもアルゼンチンも自国通貨建ての国債でデフォルトした。逆に東京都は自国通貨をもってないがデフォルトしない。通貨の必要十分条件は「信頼」。 https://t.co/ICrwYgVavg
— 池田信夫 (@ikedanob) June 6, 2021
今の日本は大幅な貯蓄過剰なので、たぶん40兆円ぐらいはインフレを起こさないで財政支出を増やせるだろう。それは需給ギャップだけではなく、長期的な予想(金利)に依存しているので、コントロールは容易ではない。MMTには予想も金利もないので何もいえない。
— 池田信夫 (@ikedanob) June 6, 2021
MMT信者は「統合政府」がMMTの発見だと思って、日銀は国債を無限に買えとかバカなこというやつが多い。統合政府で考えるのは、昔からマクロ経済学の常識。日銀が国債を引き受けても、統合政府の民間に対する債務は変わらない。長期債務(国債)を短期債務(日銀当座預金)に置き換えただけ。
— 池田信夫 (@ikedanob) 2021年6月6日