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エチオピア北部のティグレ州では、政府軍少数民族ティグレの軍事部門との間で戦闘が続き、国連は35万人が飢餓状態にあると警告しています。

こうした中、エチオピア政府側は28日、一方的に停戦を宣言し、現地のメディアによりますと人道支援活動や、農作業を行えるようにするためとしているということです。

ただ、ロイター通信など複数のメディアは、ティグレの軍事部門の戦闘員が州都であるメケレを奪還し、メケレでは住民が戦闘員たちを歓迎する様子が見られると報じています。

また、政府軍の兵士がメケレから出て行っているという目撃情報も伝えられています。

こうした中、ユニセフ=国連児童基金は声明を発表し、メケレにあるユニセフの拠点に政府軍の兵士が入ってきて、通信機器を破壊したと批判するなど現地では混乱が続いています。

エチオピアでは、6月21日に行われた議会選挙の開票作業が続いていて、アビー首相は続投を目指していますが、戦闘が続くティグレ州では選挙は行われず、政府軍とティグレの軍事部門との対立が深まっていました。

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