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インドネシアは、南シナ海南部の海域にあるナトゥナ諸島の周辺に排他的経済水域を設定し、南シナ海のほぼ全域の権益を主張する中国との間で対立が続いています。

こうした中、インドネシアアメリカの陸軍が参加する2週間の合同軍事演習が、カリマンタン島など3つの主要な島で始まり、4日、開会式が開かれました。

両国は14年前から毎年、合同軍事演習を行っていますが、ことしは双方から合わせて3700人余りが参加し、インドネシア軍は「過去最大の規模」と、アメリカとの関係強化を強調しています。

アメリカのバイデン政権は、南シナ海などで中国の行動を抑え込むため、東南アジアへの関与を強め、ことし、インドネシア海上保安当局の訓練センターの建設に日本円で3億円以上の援助を行ったほか、秋には海軍の合同軍事演習も予定されています。

一方、インドネシアはことし5月から6月にかけて中国海軍と合同軍事演習を行うなど、中国に対しても一定の配慮を示し、アメリカと中国の間でバランスを維持したい思惑がうかがえます。

アメリカのブリンケン国務長官インドネシアのルトノ外相は3日、アメリカの首都ワシントンで会談しました。

アメリ国務省の発表によりますと、双方は、両国の戦略的な関係の重要性が増していることを強調し、南シナ海での航行の自由の維持や経済関係の強化などに取り組んでいくことで一致したとしています。

#反中国#対中露戦#習近平伏魔殿体制=旧体制

EAS=東アジアサミットの外相会議で、茂木外務大臣は、ミャンマー問題をめぐって、ASEAN東南アジア諸国連合が任命した、軍と民主派勢力の対話を仲介する特使の活動を全面的に支援し、具体的な成果につなげることが重要だという認識を示しました。

EAS外相会議には、ASEAN東南アジア諸国連合の10か国に加え、日本や中国、アメリカ、ロシアなどの外相らが参加し、日本時間の4日夜、オンライン形式で行われました。

この中で茂木外務大臣は、ミャンマー情勢について「民主的政治体制への早期回復という観点から事態が改善しているとは言えず、拘束者の解放や民主的な政治体制の早期回復を強く求める」と指摘しました。

そのうえで茂木大臣は、ASEANが、軍と民主派勢力の対話を仲介する特使に、ブルネイのエルワン第二外相を任命したことをめぐって、特使の活動を全面的に支援し、具体的な成果につなげることが重要だという認識を示しました。

会議のあと、茂木大臣は記者団に対し「特使が決まったことで、当事者の対話のプロセスが具体的に動き出すことを期待する。日本として、それを後押しし、ミャンマー側にも建設的に対応するよう求めている」と述べました。

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#東南アジア