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アフガニスタンでは8月末に控えたアメリカ軍の完全撤退を前に、反政府武装勢力タリバンが攻勢を強めていて、タリバン側は相次いで地方都市を制圧したと宣言しています。

アメリカの有力紙、ワシントン・ポストなど複数のメディアは11日までに、アメリカ政府関係者が情報機関の分析にもとづき、首都カブールが30日以内に孤立し、90日以内に制圧される可能性があると見ていると伝えました。

これについて、アメリカ国防総省のカービー報道官は11日、記者会見で「カブールの陥落を含め、報道されているような状況になるかはわからない。アフガニスタン政府が政治的、軍事的なリーダーシップを発揮するかにかかっている」と述べ、アフガニスタン政府の対応次第だという考えを重ねて示しました。

バイデン政権は8月末の撤退の予定に変更はないと強調していますが、アメリカメディアの間では急速な治安の悪化を受けて、その対応を懸念する見方が広がっています。

アフガニスタンのガニ大統領は、反政府武装勢力タリバンとの戦闘が続く北部の要衝を訪れるとともに、作戦を指揮する軍のトップを更迭しました。

軍の士気を高め、組織の立て直しを図るねらいがあるとみられますが、タリバンは攻勢をさらに強めていて、双方の攻防が続いています。

アフガニスタンでは反政府武装勢力タリバンが先週から今週にかけて各地の州都を相次いで制圧したと宣言し、12日は南東部ガズニ州の州都を支配下に置いたと宣言しました。

アフガニスタン政府はガズニでは今も戦闘が続いているとしていますが、タリバンがこれまでに制圧を宣言した州都は、アフガニスタンの34州の州都のうち、合わせて10に上っています。

こうした中、ガニ大統領は11日朝、タリバンとの戦闘が続く北部の要衝、マザリシャリフを事前の予告なく訪問し、民兵を率いて政府軍とともに戦闘にあたっている軍閥のドスタム氏らと会談しました。

また同じ日、アフガニスタン政府は軍のトップを更迭したことを明らかにし、タリバンの攻勢が続く中、軍の士気を高めるとともに、組織の立て直しを図るねらいがあるとみられます。

ただ、タリバンは北部クンドゥズで政府軍が守っていた空港を占拠するなど、攻勢をさらに強めていて、各地で政府軍とタリバンの攻防が続いています。

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