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アフガニスタンでは、反政府武装勢力タリバンが先週から今週にかけて各地の州都を相次いで制圧し、12日は南東部ガズニ州、西部のヘラート州とバドキス州の3つの州都を新たに支配下に置いたと宣言しました。

タリバンがこれまでに制圧を宣言したのは、アフガニスタンに34ある州都のうち12と3分の1余りに上り、中でもアフガニスタン第3の都市のヘラートはイランとの国境に近い戦略的に重要な要衝で、政府軍にとっては大きな痛手となります。

タリバンツイッターに投稿した映像では、武器を手にした戦闘員たちがヘラートの警察本部だとする敷地を歩き回っている様子が映し出されています。

アメリカ軍が今月末までの完全撤退に向けて撤収作業をすすめる中、タリバンは第2の都市、南部のカンダハル周辺でも政府軍と激しい戦闘を続けていて、攻勢を一段と強めています。

そうした中、戦火を逃れた多くの人たちが地方から首都カブールに避難していて、各地で戦闘が激しさを増すにつれ人道危機への懸念が高まっています。

アフガニスタンでは反政府武装勢力タリバンが地方の主要都市を相次いで制圧して攻勢を一段と強めていて、情勢が一気に不安定化しています。

これを受けてアメリ国務省は12日、今後、数週間で首都カブールにあるアメリカ大使館の職員を削減し、国外に退避させることを明らかにしました。

大使館を閉鎖することはなく、外交活動は継続するとしています。

また国防総省のカービー報道官は大使館職員などの退避にあたって安全を確保するため、海兵隊と陸軍の部隊のおよそ3000人を派遣すると発表しました。

部隊は、24時間から48時間以内にカブールにある国際空港に展開するということです。

アメリカ軍の派遣について、カービー報道官は、今回は、大使館職員など民間人を退避させることに限った一時的な派遣で、今月末までに完了させるとしているアメリカ軍の撤退の計画に変更はないと強調しました。

アメリ国務省は12日、ブリンケン国務長官とオースティン国防長官が、アフガニスタンのガニ大統領と電話で会談し、アフガニスタンの治安状況などについて意見を交わしたと発表しました。

発表によりますと、アメリカ側は、会談の中で、首都カブールにある大使館の職員の削減について説明するとともに、「タリバンの暴力にさらされているアフガニスタンの治安の回復と安定化に力を尽くす」と強調しました。

そのうえで、ブリンケン長官は、紛争の政治的な解決に向けて、引き続き、支援していくことを表明したということです。

また、イギリスの国防省も12日、アフガニスタン国内にいるイギリス人を退避させるため、およそ600人からなる軍の部隊を派遣すると発表しました。

カブールにある大使館については、職員の数を減らし、大使を含む一部のスタッフのみ市内のより安全な場所に移動して職務を続けるということです。

アフガニスタンでは、反政府武装勢力タリバンが、第2の都市、南部のカンダハルの州都を制圧したと宣言しました。

タリバンは12日は第3の都市、ヘラートも制圧したとしていて、さらに攻勢を強めています。

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