新人弁護士の頃、自分なりに説得的な理由を考え、自信満々に「…と思料します」という起案をしたら、
— 二木康晴 | LEGAL LIBRARY(リーガルライブラリー) (@y_futatsugi) August 30, 2021
「実務は司法試験じゃないんだ。お前の意見なんか聞いてないから、裏付けになる文献を探してこい!」
と怒鳴られたことがあります。
司法試験とは違い、実務ではリサーチがすごく重要なのです。
上の世代の弁護士と話すと、「ロースクール以降の弁護士は最高裁調査官解説に基づく意見ばかり言って自分の考えがない。判例とか調査官解説じゃなくて、君の意見を聞きたいんだ」と言われることがある。
シチュエーションによるけど、大抵、年配のほうが調査官解説すらリサーチしていないんじゃないかと…ただ判例や調査官解説を前提にしても、大抵はそれと矛盾しない筋道を立てることができることも多い。年配弁護士はたぶん「できるように頭を捻れ」ということを直感的に表現しているのでしょうけどね。
「LEGAL LIBRARY」は、岩波書店と電子配信に関する基本契約を締結し、我妻栄 著『民法講義』シリーズの掲載を開始しました。
— 二木康晴 | LEGAL LIBRARY(リーガルライブラリー) (@y_futatsugi) September 1, 2021
まさに民法理論の原点ともよべる素晴らしい名著で、このような書籍を多くの法律家に届けることこそが私の使命だと思っています。https://t.co/J8pYwT1Lol
LEGAL LIBRARYの「テキスト認識」では、本文をコピーして、準備書面などに貼り付けることも可能です。
— 二木康晴 | LEGAL LIBRARY(リーガルライブラリー) (@y_futatsugi) September 1, 2021
ただ、我妻先生の『民法講義』の対応は相当苦労しました。古典なのでテキスト付きのPDFはなく、ゼロから透明テキストを付与する必要がありました。特に、割注(二段注)の対応は困難を極め… pic.twitter.com/cwh7XdV3O7
さらに、この書籍の苦労した点は、古典であるため旧漢字が頻出することです。
— 二木康晴 | LEGAL LIBRARY(リーガルライブラリー) (@y_futatsugi) September 1, 2021
・債權總論
・勞働關係
・事情變更
・社會全體...etc.
LEGAL LIBRARYのメリットは、検索できることなので、新漢字で検索した時に、これらの旧漢字のページもヒットする必要があり、検索システムもアップデートしました。
#勉強法