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1日、アフガニスタンからの軍の撤退完了後初めて記者会見を開いたオースティン国防長官は、今回の航空機による民間人の退避は12万4000人を超え「アメリカ史上最大だった」と明らかにしました。

そのうえで「戦争は終わった。これからは外交官らが先導する新しい段階に入る」と述べ、20年にわたった軍事作戦の終結を宣言しました。

さらに「あらゆる場所からアメリカに向けられる脅威に対応するため、休みなくテロ対策を続ける。それは中国による安全保障上の脅威に集中するということだ」と述べ、今後は急速に軍事力を増強する中国への対応に力を注ぐ考えを強調しました。

一方、同席した軍の制服組トップのミリー統合参謀本部議長は、過激派組織IS=イスラミックステートの地域組織による攻撃の脅威を取り除くためだとして、アメリカ軍が先月、首都カブールで行った空爆で民間人の死傷者が伝えられていることについて「死者のうち少なくとも1人はISの関係者だった」としたうえで、調査を続ける考えを示しました。

AFP通信は、アフガニスタン第2の都市で、かつてタリバンの本拠地だった南部カンダハル周辺でタリバンの戦闘員によるパレードが行われたと伝えました。

1日に撮影されたとされる映像には銃を手にしたタリバンの戦闘員が軍用車両に乗り込み、カンダハルに向かう幹線道路を1列になって走る様子が映されています。パレードは、アメリカ軍の撤退を祝うために行われたということです。
AFP通信は、これらの軍用車両はタリバンが国土の大半を制圧する中で奪ったとしていて、アメリカなどから提供を受けた政府軍のものだったことを示唆しています。

別の映像では、タリバンの旗を掲げたヘリコプターが上空を飛行する様子も映されています。

米軍制服組トップのマーク・ミリー統合参謀本部議長(陸軍大将)は1日、米軍のアフガニスタンからの撤退が完了したことについて、「痛みや怒り」とともに、兵士らが抱える複雑な心境を共有していると表明した。

過去20年に及ぶアフガン戦争では、約2500人の米国人が死亡。先週には撤退期限を目前に過激派組織「イスラム国」(IS)系勢力による自爆攻撃が起き、米兵13人や多数のアフガン人が犠牲となった。

ミリー氏は撤退後初の記者会見で「私や国防長官、大統領や他の誰かがどんな言葉を口にしても、亡くなった方々が戻ってくることはない」とした上で、「戦争は厳しく、悪意に満ちており、残忍かつ容赦のないものだ」と胸の内を明かした。

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