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7日、河野大臣は、派閥のトップ・麻生副総理のもとを訪れました。2日連続、3度目となります。

 河野太郎行政改革担当大臣:「(Q.麻生氏とはどういった話を?)…」「(Q.きのうに続いての会談だが、方向性は見えてきたか?)…」「(Q.進展は?)…」

 麻生派・河野大臣周辺議員:「麻生会長は反対しているというより、『今回でいいのか。短命で終わるぞ』と言いたいだけ」

自民党高市総務大臣は、8日午後4時から国会内で記者会見し、「日本を守る責任と未来を開く覚悟を持って、自民党総裁選挙への立候補を表明する。国の究極の使命は、国民の生命と財産を守り抜くこと、領土・領海・領空、資源を守り抜くこと、そして、国家の主権と名誉を守り抜くことだ。私のすべてをかけて働くことを誓う」と述べました。

そして具体的な政策として、経済政策を最初にあげ、「『日本経済強じん化計画』、いわゆる『サナエノミクス』で経済を立て直し、成長軌道に乗せていく」と述べ、金融緩和、緊急時の機動的な財政出動、大胆な危機管理投資・成長投資の三本の矢の取り組みを総動員し、物価安定目標2%の達成を目指すと表明しました。

そのうえで、目標の達成に向け、基礎的財政収支の改善よりも戦略的な財政出動を優先させる考えを示しました。

また、新型コロナウイルス対策として、海外で行われている『ロックダウン』を可能にする法整備の検討を急ぐほか、ワクチン接種の優先順位の見直しや、治療薬の国内生産体制の構築などに取り組む考えを強調しました。

さらに高市氏は、「時代の要請にこたえられる新しい日本国憲法の制定に力を尽くす」と述べたほか、「令和の省庁再編にチャレンジしたい」と述べ、環境政策とエネルギー問題を扱う「環境エネルギー省」や、各省庁にまたがる情報通信分野を集約した「情報通信省」や「サイバーセキュリティー庁」を新設すると訴えました。

一方、高市氏は終戦の日などに合わせて行っている靖国神社への参拝について「1人の日本人として信教の自由にもとづいて参拝を続けている。批判されているという現状があるならば残念だ」と述べました。

また高市氏は、安定的な皇位継承の在り方に関して「皇統は、男系男子で大切に長年にわたって守り抜かれてきたものだ。私たちの世代でぶち壊していいのかという気持ちは非常に強く持っており、私は旧皇族皇籍復帰を可能にする案を支持している」と述べました。

このほか、記者団から「森友学園」をめぐる財務省の決裁文書の改ざん問題について再調査を行うかどうか問われたのに対し、高市氏は「裁判中の案件に関する答えは控えるが、再発防止にはしっかり取り組む」と述べるにとどまりました。

高市氏は、衆議院奈良2区選出の当選8回で60歳。

総務大臣や党の政務調査会長などを歴任しました。

安倍前総理大臣と保守的な政治信条が近いことで知られています。

今回の総裁選挙への立候補表明は岸田前政務調査会長に続いて2人目です。

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