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自民党総裁選挙は、投開票日を3日後に控え、河野規制改革担当大臣、岸田前政務調査会長高市総務大臣、野田幹事長代行の4人による選挙戦は最終盤に入りました。

今回の総裁選挙は、国会議員1人1票の「国会議員票」382票と、全国の党員・党友による投票で配分が決まる「党員票」382票の、合わせて764票で争われます。

NHKでは、「国会議員票」は、本人の意向の確認や、議員周辺の取材を進め、「党員票」は、全国の各放送局を通じて都道府県連などに取材しました。

これまでのところ国会議員票382票のうち、
▼岸田氏がおよそ3割、
河野氏が2割台半ばを固め、
高市氏がおよそ2割を獲得する勢いで、
▼野田氏は推薦人の数の20人程度にとどまっています。

▼岸田氏は、会長を務める岸田派に加え、竹下派細田派、麻生派などの一部から支持を集めています。

河野氏は、所属する麻生派の半数程度、石破派の多くの支持を得ているほか、二階派竹下派細田派、無派閥議員などの一部から支持を集めています。

高市氏は、所属していた細田派の半数程度を固めたほか、二階派竹下派麻生派の一部から支持を得ています。

▼野田氏は、推薦人となった議員を中心に、無派閥議員や二階派竹下派の一部が支持しています。

ただ、全体の1割余りの議員は、態度を明らかにしていません。

一方、党員票は、河野氏が最も多く得票する見通しで、岸田氏と高市氏が続く展開になっています。

河野氏は、地元の神奈川をはじめ、東京や大阪、愛知など都市部を中心に幅広く支持を集めています。

◇岸田氏は、地元の広島をはじめ、茨城や山梨など岸田派に所属する議員の地元で支持を集めています。

高市氏は、地元の奈良を中心に、安倍前総理大臣の地元の山口などでも支持を集めています。

◇野田氏は、地元の岐阜などで一定の支持を得ています。

国会議員票と党員票をあわせた情勢では、河野氏と岸田氏が先行し、高市氏が迫る勢いです。

ただ、いずれの候補者も1回目の投票では、過半数を獲得できず、上位2人による決選投票にもつれ込むのが確実な情勢です。

4人の陣営は、まだ態度を決めていない国会議員などへの働きかけを続けるとともに、党員・党友による投票も28日までに締め切られることから、ギリギリまで支持を呼びかけることにしています。

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