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ミャンマーの民主派勢力が軍に対抗するために発足させた「国民統一政府」は7日、インターネット上に投稿した演説で、軍は残酷な殺害や拷問、拘束を続けているとし「軍に対して自衛のための戦闘を開始する」と宣言しました。

これを受けて、ミャンマー国内では、武器を手にした市民で作る武装組織などによるとみられる軍や警察、その関係施設などを狙った攻撃が相次いでいます。

中部の都市モンユワで9日に撮影されたものとして地元メディアが報じた映像では、道路脇に立つ治安部隊のすぐ近くで爆発が起きる様子が確認できます。

地元の武装組織が治安部隊の1人を殺害し、2人を負傷させたと主張しているということです。

地元メディアはまた、北西部ザガイン管区や中部マグウェ管区で、軍との関係が深い携帯通信事業者の通信施設や電波塔が次々と破壊されていると伝えています。

最大都市ヤンゴンでも警察施設の付近などで爆発が相次いでいるということです。

地元の人権団体によりますと、クーデターの発生以降、軍の弾圧で死亡した人は8日までに1054人に上っています。

民主派勢力の宣言を受けて、さらなる情勢の不安定化や、軍による弾圧の強化が懸念されています。

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