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ベトナムを訪れた中国の王毅外相は11日、共産党トップのチョン書記長と会談しました。

中国外務省によりますと、この中で王外相は「両国関係には特別な戦略的意義があり、複雑な国際情勢に直面する中、政治的な信頼を深め、団結と協力を強化していく必要がある」と述べ、ベトナムとの協力関係を拡大していくことを確認したとしています。

またチョン書記長も「誰も両国の団結と協力を揺るがすことも変えることもできない」と述べたということです。

ベトナムには最近、アメリカのオースティン国防長官とハリス副大統領が相次いで訪れましたが、中国としては、今回の会談を通じて両国の強固な関係をアピールして対抗する狙いがあるとみられます。

一方のベトナムも、中国との間に南シナ海での領有権をめぐる対立はあるものの、チョン書記長が王外相と会談することで、最大の貿易相手国である中国との関係を重視していく姿勢を印象づけた形です。

防衛大臣は、就任後初めての外国訪問として訪れたベトナムでザン国防相と会談しました。海洋進出を強める中国を念頭に、法の支配に基づく国際秩序が重要だという認識で一致し、防衛装備品の移転に向けた協議を進めるなどして、防衛協力の強化を図っていくことを確認しました。

会談はおよそ1時間半行われ、岸防衛大臣は、中国で海上警備にあたる海警局に武器の使用を認めた海警法への深刻な懸念を示し、力を背景とした一方的な現状変更の試みに強く反対する考えを伝えました。

そして、両大臣は、海洋進出を強める中国を念頭に、法の支配に基づく国際秩序が重要だという認識で一致しました。

また、両国は防衛装備品の移転や技術協力の促進に向けた協定に署名し、艦艇などを移転するため協議を進めるなどして、防衛協力の強化を図っていくことを確認しました。

このほか、岸大臣は、台湾をめぐる情勢の安定が国際社会の安全保障に重要だと伝えるとともに、北朝鮮大量破壊兵器弾道ミサイルの廃棄に向けて連携する考えを示し、両大臣はミャンマー情勢でも、連携していくことで一致しました。

会談のあと、岸大臣は、オンラインで記者会見を開き「重要なパートナーであるベトナムと新たな段階の防衛協力をさらに発展させ、地域や国際社会の平和と安定に向け、より積極的に貢献していく」と述べました。

#反中国#対中露戦#習近平伏魔殿体制=旧体制

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