https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

13日付けの北朝鮮朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、12日までの2日間、国防科学院が新たに開発した長距離巡航ミサイルの発射実験に成功したと伝えました。

ミサイルが落下した場所は明らかにしていませんが「わが国の領土と領海の上空に設定された、だ円や8の字の軌道に沿って、2時間6分20秒飛行し、1500キロ先の目標に命中した」としています。

労働新聞に掲載された写真には、ミサイルがオレンジ色の炎をあげながら移動式の発射台から発射され、飛行していく様子が写っています。

発射にはキム・ジョンウン金正恩)総書記は立ち会わなかったとみられます。

北朝鮮「国防科学の発展や兵器システム開発の5か年計画の重点目標達成で大きな意義を持つ」として、この2年間計画を推し進めてきたとしています。

今回の発射についてアメリカのインド太平洋軍は「北朝鮮が引き続き軍事的な計画を進めることに注力し、近隣諸国や国際社会への脅威であることを示している」とする声明を出しました。

また、韓国軍の合同参謀本部は13日午前の定例会見で「韓国とアメリカの情報当局間の緊密な協力のもとで分析中だ」と述べました。

北朝鮮をめぐっては、日本とアメリカ、韓国で北朝鮮問題を担当する政府高官が今週、東京で会談する予定で、北朝鮮の非核化のほかミサイル開発への対応も協議することになりそうです。

北朝鮮のミサイル発射は、ことし3月以来です。

韓国軍の関係者によりますと、3月21日に西部のピョンアン(平安)南道オンチョン(温泉)付近から巡航ミサイルと推定される2発が発射されたということです。

当時、アメリカのバイデン大統領は記者団から「挑発だと思うか」と聞かれ「そうは思わない。彼らのやったことに何も新しいことはない」と述べ、新たな挑発とは捉えていないという認識を示しました。

また、3月25日には北朝鮮東部のハムギョン(咸鏡)南道ハムジュ(咸州)付近から日本海に向けて弾道ミサイル2発が発射されました。

その翌日、北朝鮮は国営メディアを通じて「新型戦術誘導弾」の発射実験を行い、朝鮮半島から東に600キロの日本海上の目標を正確に打撃したと発表していました。

このとき、バイデン大統領は弾道ミサイルの発射を禁じた国連安全保障理事会の決議に違反すると批判しました。

その後、安保理アメリカの要請に基づいて緊急会合を開き発射を非難する議長国声明を出しましたが、制裁の実施などの対応をめぐっては意見が分かれました。

アメリカのインド太平洋軍は12日、声明を発表し「われわれは状況を監視し、同盟国などと緊密に協議している。今回の活動は北朝鮮が引き続き軍事的な計画を進めることに注力し、近隣諸国や国際社会への脅威であることを示している。日本と韓国の防衛に対するアメリカの関与は確固たるものだ」としています。

航空自衛隊で司令官を務めた元空将の永岩俊道さんは弾道ミサイルと違って北朝鮮巡航ミサイルについては十分な情報がなく、信ぴょう性を含めて評価が難しい」と話しています。

そのうえで、伝えられた内容が事実だとした場合の日本などへの影響については「1500キロ飛行できる能力があるとすれば東京まで届くことになり、相手の脅威の圏外からピンポイントで重要目標を攻撃できる『スタンドオフ攻撃能力』として、戦術的に有効なミサイルと言えるだろう。巡航ミサイルは一般的には速度は遅いものの超低空を飛行し、精密に誘導することが可能なためレーダーでの探知も難しく、脅威になる。ミサイルの性能などについて分析を進めることが急務だ」と指摘しています。

また、海上自衛隊で司令官を務めた元海将の香田洋二さんは「1500キロという飛行距離をみると、明らかに朝鮮半島ではなく日本に焦点をあてたもので、日本や在日アメリカ軍にとって新たな脅威となり、軍事的な意味は大きい。また、巡航ミサイル弾道ミサイルと違って、地表や海面の近くを飛行するため探知するのが難しく、近くに迫ってきてからの防御にならざるをえない。守るのが難しい脅威が実用化されつつあると捉えるべきだ」と話しています。

一方、このミサイルに核弾頭が搭載される可能性については「公開された写真を見るかぎり、この形状のミサイルを1500キロ飛ばすには弾頭をかなり小さくする必要があり、現在の北朝鮮の技術では核弾頭を搭載するのは難しいだろう」としたうえで「決して過小評価することなく、今回のミサイルの性能やこの先どのような変化が予測されるのかを、正確かつ迅速に見積もる必要がある」と指摘しています。

北朝鮮は、新たに開発した長距離巡航ミサイルの発射実験に成功したと発表しました。

巡航ミサイル」は、飛行機のように水平に飛行するもので、低い高度で飛ぶためレーダーで捉えるのが難しく、近づいてからでないと対処が難しいという特徴があります。

今回、北朝鮮は、発射実験を行った巡航ミサイルが1500キロ先の目標に命中したと発表しましたが、1500キロの飛行が可能だとすると、日本のほぼ全土が射程圏に入ることになります。

北朝鮮が開発してきた主なミサイルには、この巡航ミサイルのほかに、放物線を描いて飛ぶ弾道ミサイルがあります。

弾道ミサイルは、一般的に巡航ミサイルより射程が長く、急角度かつ高速で落下するため、迎撃するには極めて精度の高いシステムが必要とされています。

今回の北朝鮮側の発表では「1500キロ先の目標に命中した」ということですが、それが本当だとすると、韓国を攻撃するミサイルとしては射程が長すぎます。

韓国であれば500キロから800キロあれば十分ですので、朝鮮半島以外の目標ということになるわけです。

そして残っているのはロシア、中国、日本しかありません。

わざわざロシアや中国向けに開発したわけではないだろうと考えますと、主な標的は日本、特に日本にある米軍基地などが標的になるおそれがあります。

よく知られている巡航ミサイルは、アメリカ軍の「トマホーク」です。

コンピュータ制御の誘導装置が、地形を読み取りながら目標に接近し、目標の数メートル以内に着弾するという、高い命中の精度を持ったミサイルで、核弾頭も搭載できます。

地上のほか、潜水艦を含む軍艦から発射が可能です。

写真を見るかぎり、非常にオーソドックスな巡航ミサイルに見えますが、核弾頭の搭載や潜水艦からの発射など「トマホーク」と同じような能力があるかどうかについては、今回の写真や発表だけではまだわかりません。

ただ北朝鮮として、こういう種類の兵器を作ってきたのは、初めてと言って間違いないと思います。

分からないのは、このエンジンを自分たちでつくれているのかどうかということです。

小さくて出力が大きいエンジンをつくるのは、技術が必要なので、北朝鮮が一から全部つくれているとは思えないです。

それから、もうひとつはこの巡航ミサイルをどうやって誘導するかです。

特に、最終段階で地形を縫うように低いところを飛ばし、正確に目標に命中させるというフェーズが、いちばん難しいと思います。

今回の北朝鮮側の発表を見ていると、その終末誘導、最後の部分の誘導ということばも出てくるので、何かしらそういった能力を備えた巡航ミサイルだということは間違いないと思いますが、それが実際にどの程度の精度であるのかは、やはり外見からはわかりません。

新たな脅威になると思います。

北朝鮮のミサイルでは、これまで日本にとって大きな脅威となっているのは弾道ミサイルでした。

北朝鮮ミサイル防衛に限ると、日本は主に弾道ミサイルについての心配をしておけばよかったのですが、新たに巡航ミサイルというファクターを考慮しなければいけなくなったということです。

超高高度から飛んでくる弾道ミサイルに加え、それよりも低速で見つかりにくい巡航ミサイルが飛んでくるシナリオも含めた、総合的なミサイル航空防衛というものを考える、ひとつの契機になると思います。

韓国の最高裁判所は2018年、三菱重工業に対して「女子勤労てい身隊」として戦時中に過酷な労働を強いられたと訴えた韓国人女性らへの賠償を命じる判決を言い渡しました。

その後、訴えを起こしていた4人が三菱重工業が韓国に持つ特許権と商標権の差し押さえを申し立て、韓国の地方裁判所がこれを認める決定を出していました。

会社側は、決定を不服として4人の申し立てに基づく決定それぞれについて裁判所に「即時抗告」し、これまでに退けられたものは再び手続きの差し止めを求める「再抗告」をしていました。

これについて最高裁判所は今月10日付けで「再抗告」の一部を退ける決定をして、13日、決定を伝える書類が会社側に発送されたということで、資産売却に向けた手続きが進んでいます。

「徴用」の問題について日本政府は、1965年の日韓請求権協定に基づき解決済みで、日本企業に賠償を命じた判決と、関連する司法手続きは国際法違反だとして、韓国政府に違反状態の是正を求めています。

d1021.hatenadiary.jp

#朝鮮半島