イラク 爆発物積んだドローンで“暗殺未遂” 首相は無事 #nhk_news https://t.co/dRC4isPzVQ
— NHKニュース (@nhk_news) 2021年11月7日
イラクの首都バグダッドで7日未明、カディミ首相の住居が爆発物を積んだドローンによる攻撃を受けましたが、カディミ首相は無事でした。
イラクの国営放送が伝えた攻撃直後の写真では、住居のドアが吹き飛び、壁などが壊れている様子が確認できます。
またAP通信はイラクの当局者の話として、警備にあたっていた7人がけがをしたと伝えています。
これまでのところ犯行声明は出ていませんが、イラク軍は、首相の暗殺未遂事件として捜査を始めたことを明らかにしました。
イラクでは先月の国民議会選挙をめぐり、大きく議席を減らすことになった隣国イランに近い民兵組織を母体とする政党連合が選挙の不正を訴え、支持者らがカディミ首相の対応などを非難するデモを行っていて、5日には、治安部隊との衝突で双方合わせて120人以上のけが人が出るなど混乱が続いています。
カディミ首相はドローンによる攻撃のあと、国営放送を通じたビデオメッセージで「ミサイルやドローンの攻撃では国の未来は築けない。すべての国民に平和的な対話を求める」と述べ、国民に自制と融和を呼びかけました。
アメリカ国務省のプライス報道官は、イラクのカディミ首相の住居が爆発物を積んだドローンによる攻撃を受けたことについて、「イラクの中枢をねらった明らかなテロ行為だ」と非難しました。
そのうえで「われわれはイラクの治安部隊と緊密に連携していて、事件の捜査への協力も申し出た」として、イラクを支援していく姿勢を強調しました。
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