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イスラエル軍は24日深夜、隣国シリアに駐留するイランの部隊とシーア派民兵組織の軍事拠点を空爆したと発表し、イランは攻撃を受けたことを否定しましたが、イランの支援を受けるレバノンシーア派民兵組織 ヒズボラは2人の戦闘員が死亡したことを認めました。

一夜明けてネタニヤフ首相はイランと対じする最前線となっているゴラン高原を視察し「われわれはイランの計画を事前に察知し、軍が作戦を完璧に遂行してドローン攻撃を未然に防ぐことができた」と述べて、空爆は自衛のためだと主張しました。

加えてイスラエル軍シリア南部で最近撮影されたとする映像を公開し、白黒で不鮮明ながら4人の人物がドローンのようなものを抱えて作業をしている様子が映っていて、イランによるドローン攻撃の計画を示すものだとしています。

アメリカのポンペイ国務長官は25日、ネタニヤフ首相と電話会談し、イスラエルによるシリアへの空爆について、イランの脅威から国を守る権利を行使したものだとしてアメリカとして支持する考えを伝えました。

イスラエルはシリアにあるイランの拠点に対し空爆を繰り返していますが、イランはシリアの安定のため部隊を派遣していると主張し、対立が続いています。

イランの支援を受けるヒズボラは25日未明、首都ベイルート南部にイスラエルのドローン2機が侵入し、うち1機が爆発してヒズボラの広報部門の施設に被害が出たことを明らかにしました。

ヒズボラの最高指導者ナスララ師は「数日のうちにイスラエル軍はわれわれを目の当たりにするだろう」と述べて報復攻撃も辞さないと警告し、レバノン領内に侵入してきたイスラエルのドローンはすべて撃墜すると強調しました。

イスラエル軍はNHKの取材に対し、ベイルート南部へのドローンの侵入について「コメントできない」として関与を明らかにしていませんが、これに先立つ24日深夜にシリアに駐留するイランの部隊の軍事拠点に空爆を行ったことは認めています。

この空爆についてヒズボラは、アサド政権を支えるためシリアに送り込んでいるヒズボラの戦闘員2人が死亡したことを明らかにし、イスラエルとイランの対立は周辺国を巻き込んで激しさを増しています。

レバノン東部で26日未明、爆発があり、地元メディアはイスラエル軍による空爆だと伝えています。

爆発があったのは東部のベカー高原で、イランが支援するイスラムシーア派組織ヒズボラと関係するとされるパレスチナ人の拠点をねらったものだとしています。

レバノンでは前日の25日未明にも、首都ベイルートヒズボラの施設をねらったイスラエルによると見られるドローンの攻撃で被害が出ていました。

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