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タリバンのムッタキ外相代行は12日、隣国パキスタンの首都イスラマバードで、駐在する各国の大使などに向けて講演しました。

この中でムッタキ外相代行は、さまざまな勢力が参加する包括的な政権を国際社会が求めていることについて「われわれはアフガニスタンの人たちのための政権を作る。国際社会の要求に応えるためだけの見せかけの政権を作るつもりはない」と述べました。

そのうえで「崩壊した政権の政治家を入れるというのが包括的な政権というのであれば、どこにそうした例があるのか教えてほしい。われわれは、アメリカのバイデン大統領にトランプ前大統領の側近を政権に入れるよう求めたことはない」と述べ、包括的な政権の樹立を否定はしなかったものの、国際社会の要求には左右されず、当面は今の暫定政権のもとで国の統治を進めていく考えを示しました。

また、中学校や高校の一部で女子生徒の授業が再開していないことについて「国内には20万人近くの教員がいるが、給料を支払うことができない」と述べ、再開には給料の支払いが不可欠であるとして、国際社会に支援を求めました。

#包括的#包摂的#inclusive

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#南アジア