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政府・与党は新たな経済対策の裏付けとなる今年度の補正予算案を審議するため、来月6日を軸に臨時国会を召集する方針で、第2次岸田内閣の発足後、初の本格的な論戦の場となる見通しです。

これを前に岸田総理大臣は先週、自民党の麻生副総裁、茂木幹事長と3者で2度にわたって会談し、国会対応や党内情勢について意見を交わしました。

16日の会談では、国会議員に毎月支払われる、いわゆる文書交通費をめぐり、先の衆議院選挙で初当選した議員らに支払われた分を党が集めて寄付することを決めました。

岸田総理大臣は22日も麻生、茂木両氏らと会談する予定で、関係者によりますと、今後も頻繁に行われる見通しだということです。

岸田総理大臣は政府と党の関係について「車の両輪で『政高党低』ではなく『政高党高』があるべき姿だ」と指摘していて、党内第2派閥の会長を務める麻生氏と、第3派閥の竹下派の会長予定者となっている茂木氏と緊密に意思疎通し、党側と連携を深めることで、安定的な政権運営を図るねらいがあるものとみられます。

岸田総理大臣は先週、自民党の麻生副総裁、茂木幹事長の3人で2度会談し、国会対応や党内情勢について意見を交わしていて、22日は松野官房長官も加わって、都内のホテルで1時間余り会談しました。

そして、先週、財政支出の総額で55兆円余りと過去最大となる経済対策を決定したことを受け、来月6日にも召集する臨時国会で、その裏付けとなる今年度の補正予算案の早期成立を目指すことで一致しました。

また、年末にかけて行われる来年度の予算編成や税制改正の議論に向け、政府・自民党で緊密に連携していくことを確認しました。

岸田総理大臣や麻生副総裁ら4人は、今後も定期的に会談し、意思疎通を図ることにしています。

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