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秋篠宮家に近しい関係者が言う。

「ここ最近、悠仁さまはめきめきと成績を上げていらっしゃいます。お茶の水中学では、学業優秀な男子生徒が他の中学への受験で抜けたこともあり、女子生徒が成績上位層を占めている。ただ、悠仁さまはトップクラスの女子生徒に負けず劣らずの成績を残しておられるのです。秋篠宮さまも先日のお誕生日会見で“1年前と比べると机に向かっている時間が格段に長くなっている”と仰っていましたが、学力的には早慶の附属校を目指せるレベルではないでしょうか。内申点も非常に高いと耳にします」

 となれば、一般入試も十分に考えられそうだが、

「仮に悠仁さまが一般入試で合格すれば、そのために他の志望者1人が涙を呑むことになります。それゆえに推薦制度を利用する面もあるわけです。また、悠仁さまは幼少期からトンボやチョウなどの昆虫にご関心が強く、秋篠宮ご夫妻は生物学を研究できる大学に進んでほしいと願っておられます。筑附に進学されるのなら東大農学部を目指すお考えでしょう」(同)

 東大でも16年から推薦入試制度が始まり、各学校長は4人まで推薦することができる。高校在学中の論文発表や科学オリンピックでの受賞歴、大学入学共通テストで概ね8割以上の得点を獲得する基礎学力などが求められ、そのハードルは決して低くない。とはいえ、さる東大教授はこう話す。

「生き残りに必死なのは東大も同じです。将来、天皇になられる方であれば喜んで受け入れると思います」

 だが、皇室の歴史に詳しい小田部雄次静岡福祉大学名誉教授は、

「東大は主に官僚や学者になるための学校で、皇族が目指す場所ではありません。仮に推薦で東大に入学されても国民に不当な印象を抱かせてしまいます。そもそも、皇族は受験などで一般国民と同じ土俵に立って競争すべきではなく、そのために学習院があったのです。将来の天皇にとって大切なのは学歴ではなく帝王学、つまりは国民を慈しむ御心を養うことです。偏差値や学歴といった世俗的な価値観のなかでお育ちになることは、悠仁さまにとっても、国民にとっても不幸なことだと感じます」

「1月7日の会見で、最近の悠仁さまのご様子を問われた皇嗣職大夫は“懸命に勉学に励まれている”と明かしました。しかし、記者から“受験勉強ですか?”と質問が飛ぶと、“進学に向けた勉強です”とわざわざ言い換えて、頑なに『受験』という言葉を避けたのです。

 受験というと、多くの受験生が机を並べて一斉にテストを受ける筆記試験をイメージします。その言葉をあえて避けたのは、悠仁さまが一般的な“受験”を経ないで、高校へと進学する道筋が定まっていることの証左だったとみられています」(宮内庁関係者)

 全国の受験生が一喜一憂を始めたのとほぼ同時期の1月中旬、筑波大学附属中学(筑附中)では、在籍する中学3年生たちの大きなターニングポイントがあった。

「同じく筑波大に附属する高校へエスカレーター式に進学できる生徒の選抜テストが行われました。結果と内申点などで評価され、約8割の生徒の内部進学が決定しました。一安心の生徒たちの関心はすでに、高校で“同級生”になるであろう相手へと移っているようです」(筑波関係者)

 それこそが、悠仁さまだ。悠仁さまの高校進学を巡っては、多くの皇族方が学ばれてきた学習院高等科や、秋篠宮さまが客員教授を務められる東京農業大学の附属高校などが候補に挙げられてきた。その中でも有力視されたのが、名門国立高である筑波大学附属高校(筑附高)だ。

「生徒の自主性や創造性を尊重する校風で、偏差値は78。昨年度は29名が東大に合格した、都内屈指の進学校です。多くが附属中から進学することもあり、高校での募集人員はわずかばかりですが絶大な人気を誇る。合格難易度は日本でも有数の高さです」(進学塾関係者)

 何より決定的なのは、お茶の水と筑波の間にある「提携校進学制度」の存在。両附属校の生徒の若干名が、進学のタイミングで他方の学校に入学できるというものだ。

「ただ、高偏差値の筑波からお茶の水への進学は現実的ではない。事実上、お茶の水から筑波への“裏ルート”です。学力考査は行われず、書類審査と面接を通して対象者を決定します。つまり、厄介な筆記試験を“スルー”して合格切符を手にできるわけです」(お茶の水関係者)

 制度は大学同士の連携の一環で2017年に作られた。まさに、悠仁さまが「中学選び」をされていた頃だ。

「将来必ず高校受験をしなければならないのを見越して、お茶の水小に通う男子児童は、中学進学のタイミングでほかの学校に進むケースも多い。当時は、“悠仁さまが筑附中に進学されるために設けられた制度”と目されていました」(前出・進学塾関係者)

 ただ、同時期に長女・眞子さんの結婚問題が持ち上がったのは、想定外だっただろう。

秋篠宮家への風当たりが強くなり、“皇室特権を使うのか”という批判をかわすため悠仁さまの筑附中進学は立ち消えになったとみられました。しかし、制度は当初から5年間という時限式の運用予定であり、改めて今回、制度を使って筑附高に進学することが有力とされています。

 筑附高の受験には、開成や早慶の附属高に容易に合格するようなポテンシャルを持った子供たちが集まります。悠仁さまが実際に筆記テストを受験していたら、結果はどうなっていたかわかりません」(別の宮内庁関係者)

進学校」と呼ばれる学校にとって、進学実績は最重要事項だ。より多くの受験者、そしてより能力の高い入学者を獲得するために、さまざまな形で実績がアピールされる。お茶の水中のホームページの「進路状況」を見ると、ここ9年分の合格実績や進学先一覧が確認できる。具体的な高校名はもちろんのこと、男女別の人数まで事細かに公開されている。

 超名門校である筑附高に受験なしで進学できる「提携校進学制度」は、大きなアピール材料になるはずだ。ところが、ホームページのどこを探しても、制度に関する記述は見当たらない。それどころか、お茶の水側に問い合わせてみても、「制度の実績は公表していない」と、アピールどころか、隠そうとさえしている。別のお茶の水関係者が明かす。

「一般への周知どころか、お茶の水内部でも、制度の詳しい部分や運用方法、スケジュール、評価基準などは“秘中の秘”なのです。なぜそこまでデリケートに扱うかと言えば、この制度が『特定の方』のためのものだからでしょう。そして、役目を終えれば制度自体がなくなる可能性が高いからです。

 制度が作られた当初は、“紀子さまが主導して設けられた制度ではないか”という声もありました。悠仁さまの中学進学のタイミングからは3年遅れてしまいましたが、すでに内々に筑附高への進学が決まったとも聞いています」

 紀子さまの“特権利用”は今回が初めてではない。2010年、悠仁さまがお茶の水幼稚園に入園された際には「特別入学制度」が適用された。

お茶の水大にとって“どうしても必要”な教員や研究者が、子育てや子供の進学を理由に退職してしまうことを防ぐための制度です。2010年当時、紀子さまお茶の水大に『名誉特別研究員』として在籍されていました。しかも、制度ができたのは悠仁さま入園のわずか1年前で“適用第1号”でした」(皇室ジャーナリスト)

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