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日本棋院によりますと、張さんは東京都出身の12歳で、父親が張栩(ちょう・う)九段、母親が小林泉美七段、姉が張心澄(ちょう・こすみ)初段という囲碁一家で育ちました。

張さんはプロ棋士になるための登竜門、日本棋院の「女流棋士採用試験」に臨み、8人の総当たり戦を5勝1敗として、29日の最終戦を迎えました。

終戦は、同じく5勝1敗の小学5年、柳原咲輝さんとの史上初となる小学生どうしの首位決戦となり、張さんが勝って1位が確定し、プロ入りが内定しました。

張さんは正式にプロ棋士になる4月1日時点で12歳4か月で、2019年に記録した仲邑菫二段の10歳0か月、2010年の藤沢里菜女流本因坊の11歳6か月に次いで、女性としては3番目の若さでのプロ入りとなります。

また、プロ入りすると、日本棋院では最も若い棋士となります。

張さんは「きょうの対局はずっと苦しい展開だったが、プロ棋士になれることはうれしい。目標の棋士は父で、もっと強くなりたい」と話していました。

プロ入りが内定した張心治さんの両親、張栩九段と小林泉美七段も日本棋院に駆けつけて祝福しました。

張栩九段は「実力的にはまだまだだと思っていたので、信じられない気持ちだ。ここ最近は目に見えて成長を感じていたので、もしかしたらチャンスがあるかもしれないと思っていた。奇跡のような気持ちだ」と喜んでいました。

張心治さんのプロ入り内定について、史上最年少記録を持つ仲邑菫二段と、史上2番目の若さでプロ入りした藤沢里菜女流本因坊が祝福のコメントを寄せました。

仲邑二段は「入段おめでとうございます。心治ちゃんとは昨年何度か一緒に勉強させてもらいました。これからもお互い強くなれるように頑張っていければと思います」と祝福。

藤沢女流本因坊は「入段おめでとうございます。先日女流本因坊就位式ではまだプロ入りは遠いとお母様の小林泉美先生(棋士・七段)から伺っていたので驚きました。謙遜だったんですね(笑)。お父様の張栩先生(棋士・九段)にも昔からお世話になっております。一家全員プロになるなんて本当にすごいですね。お姉さんの心澄さん(初段)、心治さんどちらとも打ったことがなく、将来公式戦で打てるのを楽しみにしています」とお祝いのコメントを寄せました。

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