宝塚歌劇団 雪組公演 彩風咲奈さん、朝月希和さん公演『夢介千両みやげ』山手 樹一郎著(上、下)講談社文庫も本日発売いたしました。
— ジュンク堂書店西宮店 (@junku_nishikita) February 15, 2022
講談社版は、上下巻で帯も違います。
持っているのに、買おうかと…思ってしまいます。
廣済堂出版、講談社2種類ございます。
ぜひ御覧ください!! pic.twitter.com/WhX2TvpIOR
雑誌編集者との兼業作家として活動を始めたのは30代に入ってからであり、さらに専業作家となったのは40歳を過ぎてからである。
編集者としては山本周五郎などの担当をする傍ら、自身が編集に携わる雑誌を中心に作品を発表した。
作品は一貫して大衆文芸に求められるものとして読み手側の爽快感を重要視した作りで、ほぼ全ての物語が明朗爽快・勧善懲悪・人情話・ハッピーエンドという要素でまとめられている。このため時に偉大なるワンパターン作家などと言われる事もある。だが、別の見方をすれば、リアリズムを基調とした時代小説、実在の人物をテーマにした歴史小説に一部に見られる、破滅的で何も救いの無い悲劇の結末に辿り着くという展開が山手の作品には無い為、日本の大衆文芸史上、最も安心して結末まで読む事のできる作家でもあり、この点や人物描写・人情描写の秀逸さが長く人気を支えた。
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