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サッカー女子のアメリカ代表の選手28人は2019年、男子の代表チームに比べて報酬が低いのは、性別に基づく差別にあたるとしてアメリカサッカー連盟に同じ水準の報酬を支払うよう求める訴えを起こしていました。

アメリカサッカー連盟は22日、選手側と和解したと発表し選手との共同声明で「長い争いを解決し、サッカーの平等の推進にともに協力することをうれしく思う」とコメントしました。

アメリカのメディアは、連盟が総額2400万ドル、日本円でおよそ27億6000万円を支払うと伝えています。

アメリカ代表の主力、メーガン・ラピノ選手は、ABCテレビの番組に出演し「ここまでの努力をとても誇らしく思う。アメリカサッカーはよりよい方向に変わったし、これで前に進むことができる」と笑顔で話しました。

女子サッカーの報酬をめぐっては、オーストラリアやブラジルなどで男子の代表選手と同じ水準の金額を受け取れるようにする動きが相次いでいます。

ワールドカップで4回の優勝とオリンピックで4回の金メダルを獲得するなど実績のあるアメリカの代表選手が和解したことで、スポーツ界での男女の賃金格差解消に向けた動きが加速するか注目されます。

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