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労働省が10日に発表した3月5日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比1万1000件増の22万7000件となった。ただ、タイトな労働市場を示す水準を維持している。市場予想は21万7000件だった。

アメリ労働省が10日発表した先月の消費者物価指数は、前の年の同じ月と比べて7.9%上昇し、1982年1月以来、40年1か月ぶりの高い水準になりました。

項目別では、
▼「ガソリン」が38%の上昇となったほか、
▼「電気代」が9%、
▼「食品」が7.9%、
▼「家賃」も4.2%上昇しました。

アメリカでは、物流の混乱や人手不足で需要の回復に供給が追いつかず、記録的なインフレが起きていて、これにエネルギー価格の値上がりも加わって、物価の上昇が加速しています。

インフレを抑え込むため、中央銀行にあたるFRB連邦準備制度理事会は、来週の会合で金融の引き締めにあたる利上げに踏み切る見通しです。

ただ、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻をきっかけにエネルギー価格がさらに上がり、物価の上昇に拍車がかかる懸念が出ていて、金融政策のかじ取りが一層難しくなっています。

#経済統計

イエレン米財務長官は10日、CNBCとのインタビューで、高インフレに対応するため米連邦準備理事会(FRB)が利上げを行う中、米経済は景気後退(リセッション)ではなく、ソフトランディングするとの見通しを示した。

労働市場は堅調を維持すると思う」と述べた上で「FRBが行動することが適切だが、ソフトランディングを見込んでいる」と語った。