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カンタス航空は2日、オーストラリアとニューヨークやロンドンを結ぶ直行便を2025年の後半に就航させると発表しました。

就航に向けて航続距離が長いエアバスA350型機を新たに12機導入することを決めました。

飛行時間はシドニーとロンドンを結ぶ便でおよそ20時間とみられ、地元メディアは「世界最長の便になる」と伝えています。

座席数を238席と同じ機体を使うほかの路線より少なくして間隔をあけたほか、長時間の飛行になることから、ストレッチや軽い運動などができる専用のエリアを機内に設けることにしています。

アラン・ジョイスCEOは「将来はパリやフランクフルトなどからも直行便が運航できるようになる。オーストラリアと海外との移動を向上させるだろう」と述べて観光や経済の活性化につながることに期待を示しました。

オーストラリアの中央銀行にあたる連邦準備銀行は3日、金融政策を決める会合を開き、政策金利を0.25%引き上げ、0.35%とすることを決めました。

オーストラリアでは不動産価格の高騰や燃料価格の上昇を受けて、ことし1月から3月までの消費者物価がおよそ21年ぶりの大幅な上昇率になっています。

中央銀行としては金融引き締めによってインフレを抑え込もうというねらいで、利上げは2010年11月以来、11年半ぶりになります。

中央銀行は声明で「物価の上昇は予想以上に高い水準になっている。賃金の伸びが確認できることも踏まえ、金融の正常化を始めるのが適切だ」とし、今後の追加の利上げも示唆しました。

ロシアによるウクライナ侵攻の影響もあって世界的にインフレが進む中、アメリカの中央銀行にあたるFRB連邦準備制度理事会が今週、2つの金融引き締め策を議論するなど、各国の中央銀行が金融引き締めの動きを加速させています。

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