タリバン「ヒジャブ」着用指針に女性たちが抗議デモ #nhk_news https://t.co/dAVSG7UQyZ
— NHKニュース (@nhk_news) 2022年5月11日
アフガニスタンのタリバン傘下の勧善懲悪省は先週、イスラム教徒の女性が人前で髪を隠すのに用いるスカーフ「ヒジャブ」の着用についての指針を発表し、家族以外の男性の前では顔も覆うことを義務づけ、従わない場合は家族を拘束するなどの処罰をすると明らかにしました。
これに対して、首都カブールでは10日、およそ40人の女性が街頭をデモ行進して「顔を覆うよう義務づけるのは行き過ぎた規制だ」などと訴え、タリバンの方針に抗議しました。
参加した女性は「タリバンは貧しい人たちの生活をよくすることを考えるべきなのに、女性の権利を制限することに注力している。国際社会もこの状況について考えてほしい」と話していました。
デモはおよそ30分間行われましたが、その後、タリバンの戦闘員が制止しようとして、参加者や取材していたメディア関係者を一時拘束する事態となりました。
ヒジャブをめぐるタリバンの指針をめぐっては、UNAMA=国連アフガニスタン支援団も「タリバンがこれまで女性の人権を尊重し保護すると言ってきたことと矛盾する」と批判するなど、国際社会で懸念が高まっています。
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