“検事が違法な取り調べ” 最高検提出の告発状を大阪地検 受理 #nhk_news https://t.co/W76CX1HFO6
— NHKニュース (@nhk_news) 2022年5月18日
大阪の不動産会社「プレサンスコーポレーション」の前社長 山岸忍さん(59)は3年前、21億円の横領事件に関わったとして大阪地検特捜部に逮捕・起訴されましたが、裁判で無罪が確定しました。
山岸さんはことし3月、取り調べの録音・録画をもとに、捜査を担当した検事2人が特捜部の描いたストーリーに沿う供述を引き出すために山岸さんの部下らを脅したり不安をあおったりする違法な取り調べをしたと主張して、証人威迫などの疑いで2人の告発状を最高検察庁に提出しました。
山岸さんの弁護団によりますと、この告発について今月11日、最高検ではなく大阪地検が受理し捜査を始めたと説明を受けたということです。捜査は特捜部ではなく刑事部が行うということです。
弁護団の中村和洋弁護士は「大阪地検の組織としての不正行為と考え最高検に告発したが、大阪で受理され身内をかばわないか懸念している。違法な取り調べであり、その動機や背景も含めて国民が納得する捜査をしてほしい」と話していました。
刑事告発が大阪地方検察庁で受理されたことについて山岸さんは「ストーリーに沿うよう違法な取り調べを行う検察の捜査を目の当たりにしたので、自分たちの保身に走らないかと勘ぐらざるをえない。仲間だからといってひいきすることはなく、公正に捜査を進めてほしい」とコメントしています。
最高検察庁ではなく大阪地方検察庁で刑事告発を受理した理由や今後の捜査について、大阪地方検察庁の八澤健三郎次席検事は「捜査中の事件であり、お答えは差し控える」としています。
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