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20日から韓国を訪れていたアメリカのバイデン大統領は22日午後、ユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領と首都ソウル近郊のオサン空軍基地にある司令部を視察しました。

この司令部は朝鮮半島有事の際に米韓両軍が上空での作戦全般を指揮する機能を持ち、韓国メディアによりますとアメリカの大統領が訪れるのはこれが初めてだということです。
この中で、バイデン大統領は「脅威を抑止し、安定をもたらすことは朝鮮半島だけでなく世界全体にとって不可欠だ」と述べました。

また、ユン大統領は「日々、高度化する北の核とミサイルの脅威に共同で対応する中心的な場所で、韓米同盟の象徴だ」と述べて現場の兵士たちを激励しました。

米韓両国としては、首脳がそろって軍の司令部を訪れる様子を公開することで、北朝鮮のミサイルの脅威に対して韓国の防衛は万全であることをアピールするねらいがあるとみられます。

また、これに先立ち、バイデン大統領は記者団に対し、北朝鮮による核実験や弾道ミサイルの発射が懸念されていることについて「北朝鮮が何をしようと準備はできている。どう対応するかは検討してきたからだ。心配はしていない」と述べました。

韓国での日程を終えたバイデン大統領は午後3時半すぎ、次の訪問国の日本に向けて出発し、このあと午後5時ごろ東京のアメリカ軍横田基地に到着することになっています。

#朝鮮半島

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