https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

国立西洋美術館では、およそ1年半の間休館をして改装を行い、リニューアルオープンしたことを記念して「自然と人のダイアローグ」と題した展覧会が開かれるのを前に報道陣を対象にした内覧会が開かれました。

会場には、印象派などを軸にドイツ・ロマン主義から20世紀後半までの絵画やスケッチ、それに版画など100点余りが展示されています。

このうち、ドイツ・ロマン主義を代表するカスパー・ダーヴィト・フリードリヒの「夕日の前に立つ女性」は、遠い地平線に沈む夕日を前に1人で立つ女性を描いていて、自然の偉大さを目の当たりにした人間の感動を表現しています。

また、オランダのフィンセント・ファン・ゴッホの「刈り入れ」は、生命力あふれる黄金色の麦が刈り取られる様子で、美しい風景に命のはかなさを投影した作品になっています。

美術館の陳岡めぐみ主任研究員は「幅広い年代の作品がそろっているので、お気に入りを見つけ、感動を持ち帰っていただきたい」と話していました。

この展覧会は、4日からことし9月11日まで東京・上野にある国立西洋美術館で開催されます。

来月1日の富士山の山開きを前に、ふもとの山梨県富士吉田市で、登山者の安全などを祈る祭典が3年ぶりに行われました。

富士山のふもとの山梨県富士吉田市の神社の近くでは、毎年、富士山を信仰する「富士講」の関係者が、開祖が富士山山頂に到達した日にちなんで祭典を行ってきましたが、新型コロナウイルスの影響で去年まで2年連続で中止となっていました。

ことしは講が始まってから450年目の節目で、3年ぶりに開催となり、護摩木とよばれる木の札で作った富士山をかたどった山がたき上げられると白装束をまとった人たちは手を合わせて山の平穏や登山者の安全を祈りました。

このあと、参加した人たちは富士山を背景に建てられた本殿を参拝しました。

富士講の宍野史生管長は「富士山に登る人たちの安全や平穏を祈りました。富士吉田市で3年ぶりに祭典ができてよかったです」と話していました。

ことし、富士山の山梨県側は、7月1日から9月10日まで開山する予定です。

b2b-ch.infomart.co.jp

イタリア産の生ハムが輸入できない異例の事態となっています。

背景にあるのは、イタリアでことし1月に発生が確認された豚の伝染病、ASF=アフリカ豚熱(ぶたねつ)。

これを受けて、日本は、イタリア産の生ハムやサラミなどの輸入を停止しています。

特に生ハムは、イタリアからの輸入が全体のおよそ7割を占めたため影響が大きく、ここに来て在庫が少なくなってきた輸入業者や飲食店などは対応に追われています。

書類送検されたのは、兵庫県の姫路警察署に勤務する29歳の男性の巡査長です。

警察によりますと、巡査長はことし3月、姫路市内で警察車両を運転中に、前を走っていた自転車をはねて70代の女性に鎖骨などを折る大けがを負わせたにもかかわらず、その場から逃走したとして、過失運転傷害とひき逃げの疑いが持たれています。

300メートルほど走り去ったあとでUターンして、およそ3分後に現場へ戻ってきたということで、この間に通りかかった人が通報していました。

巡査長は当初「車を止める場所がなかったので先まで行った」と話していましたが、その後の調べに対して「職を失うかもしれないと思って怖くなって逃げてしまった。逃げている時間が長ければ長いほど罪が大きくなってしまうと思ったので戻った」などと供述したということです。

警察は3日、この巡査長を書類送検したうえで、停職1か月の懲戒処分にしました。

兵庫県警察本部の福田充宏監察官室長は「県民の皆様からの信頼を損なうものであり、厳正に処分しました。再発防止に努めてまいります」とコメントしています。

香川県内のうどん店など53の事業者が加盟する「本場さぬきうどん協同組合」は、去年12月に国内の大手製粉メーカーが大幅な値上げに踏み切ったことを受けて、価格をはじめとした影響などについて聞き取りで調査しました。

その結果、加盟するほとんどの事業者がことし1月に大手スーパーで販売するうどんの生麺などを1割程度値上げしたほか、ことし2月から先月にかけては店舗で提供するうどんもそれぞれ7円から20円程度値上げしたということです。

組合によりますと、個別の事業者ごとの値上げはあったものの一斉に値上げに踏み切る例はなかったということで、組合の幹部はNHKの取材に対し「去年からなんとかふんばってきたが、常にギリギリの状態で、もはや値上げせざるをえない状況だった」と話しています。

また組合では、政府からの輸入小麦の売り渡し価格が引き上げられたことなどを受けて、大手製粉メーカーが業務用の小麦粉のさらなる値上げを発表したことに加え、うどん作りには欠かせない塩などの価格も上昇傾向にあるとして、今後も影響が広がる可能性があるとしています。

香川県坂出市にある創業90年以上の製麺所では、ことし1月に県内のスーパーに卸すうどんの価格を1割値上げしたほか、今月1日には土産用に販売するうどんを43円から108円、率にしておよそ1割値上げしました。

新型コロナの影響で県外からの客足が鈍っていましたが、小麦の価格上昇に加えて容器や包材などの資材も軒並み値上がりしており、今後の価格の動向も見通せないことから値上げに踏み切ったということです。

さらに大手製粉メーカーが小麦粉のさらなる値上げを発表していて、今後も経営状況が改善しなけなれば、この1年で2回目となる値上げも検討せざるをえないとしています。

日の出製麺の三好修さんは「小麦の価格もいつかは下がると思って値上げはせずにいたが、企業努力でどうこうできるレベルではなくなった。消費者の方々にはご迷惑もおかけするが、こうした状況をご理解いただきたい」と話していました。

一方、製麺所に併設する店舗をよく利用するという坂出市の80代の男性は「さぬきの人間としては、うどんがない生活はなかなか想像できない。値上がりはしないほうがいいが、店を取り巻く環境がそうせざるをえない状況でもあるので、多少の値上げは我慢してでも通い続けたい」と話していました。

#アウトドア#交通