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FIFA国際サッカー連盟ブラッター前会長が2011年、プラティニ元副会長にFIFAの資金から日本円で1億7000万円余りを不正に支払ったとして、2人が詐欺などの罪に問われた裁判で、スイスの裁判所は8日、2人に無罪を言い渡しました。

FIFAの当時会長だったブラッター氏は、スイス出身の86歳。

ローザンヌ大学を卒業したあと、スイスの州観光局の広報やアイスホッケー連盟の事務局長、さらにスポーツ記者を経て、1975年にFIFAに入りました。

5か国語を使いこなす頭脳派として存在感を高め、1981年から17年間事務局長を務めたあと、当時の会長のあとを継いで、1998年に8代目の会長に選出されました。

そして、アジアやアフリカなど競技環境が整っていなかった国や地域でのサッカーの振興に力を入れたほか、女子サッカーの普及にも取り組みました。

副会長を務めていたプラティニ氏に金銭を不正に支払ったとして、スイスの検察当局の捜査を受け、FIFAの倫理委員会からは活動停止の処分を受けていました。

FIFAの当時副会長だったプラティニ氏は、フランス出身の67歳。

現役時代はフリーキックやパスで高いテクニックを持つ攻撃的ミッドフィルダーとして、イタリア1部リーグの強豪ユベントスやフランス代表などで活躍しました。

世界のサッカー記者の投票によって決まる「バロンドール」に3回選ばれるなど、サッカー史上に残る名選手でした。

引退後は、フランス代表の監督やフランスサッカー連盟の副会長を務めたのち、2007年にUEFAヨーロッパサッカー連盟の会長に就任し、FIFAの副会長も兼任する形で、2018年とことしのワールドカップ開催地選定に携わりました。

ブラッター前会長から金銭を不正に受け取ったとして、スイスの検察当局の捜査を受け、FIFAの倫理委員会から活動停止の処分を受けました。

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