伊「五つ星運動」、議会採決に参加せず ドラギ政権崩壊の危機 https://t.co/7dedzci2Y3
— ロイター (@ReutersJapan) 2022年7月14日
イタリア左派政党「五つ星運動」のリーダー、ジュゼッペ・コンテ前首相は13日、翌14日に行われる議会の信任投票に参加しない意向を示した。ドラギ首相の率いる連立政権が崩壊の危機にある。
連立を組む他政党は、五つ星運動が上院での投票に参加しない場合は連立を離脱する考えを示唆。ドラギ首相自身も五つ星が参加しない政権を率いることはないとしている。
コンテ氏は党の会合で、同党として信任動議を支持できないと述べ、国内で拡大する社会問題に取り組むべく政府は一段と努力すべきと述べた。
同氏は会合後、同党は投票に参加しないと表明した上で「われわれには無論、対話に応じ、政府およびドラギ氏に建設的に貢献する用意がある。ただ、白紙小切手を切るつもりはない」と述べた。
首相府はコメントを出していない。
ドラギ首相は12日に五つ星運動が政権から離脱した場合の対応はマッタレラ大統領が決めることになると述べつつも、新たに発足する政権に五つ星が参加しないのならば首相を辞任する考えを示し、今秋に総選挙が行われる可能性が浮上した。
五つ星運動は支持率の急落を受けて連立政権参加に対する党内の不満が高まっていた。また、党の有力者の一人であるディマイオ外相が先月、多数の議員とともに離党し、党が分裂していた。
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