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イランの革命防衛隊は28日、隣国イラク北部のクルド人地域の武装勢力を標的にミサイルと無人機で攻撃を行ったと明らかにした。当局によると、13人が死亡した。

イランでは今月、クルド系女性が「不適切な服装」を理由に警察に拘束され死亡したことを巡り、大規模な抗議デモが発生。イラン当局はクルド勢力が関与していると非難している。

イラクの国営通信社は、この攻撃でクルド人自治区のアルビルとスレイマニヤ近郊で13人が死亡し、58人が負傷したと、クルド人当局の話として伝えた。

イラククルド関係筋によると、28日朝に行われた攻撃はスレイマニヤ近郊のクルド側拠点の少なくとも10カ所が対象だったという。

米中央軍は、アルビルに向かうイラン無人機を撃墜したと明かし、「空爆による米軍の負傷者や死者はなく、装備に被害はない」と声明を発表した。

イラン革命防衛隊は攻撃後、テロ勢力と見なす同地域のクルド人への攻撃を続けると表明した。

イランでは今月16日、スカーフのかぶり方が不適切だとして逮捕された22歳の女性が死亡したことをめぐり、警察が心臓発作が原因だと説明しているのに対し、警察官による暴行が原因だとして抗議するデモが各地で続いています。

これについてライシ大統領は28日、国営テレビのインタビューに答える形で、女性の死因に関する調査結果が数日以内に公表される予定だと明らかにしました。

その一方で「デモと暴動は違う。社会の治安を乱すことは許されず、暴動はレッドラインを越えている。人々の命と財産を傷つける者には裁きを受けさせる」と述べ、取締りを徹底する姿勢を強調しました。

このデモをめぐっては、治安当局との衝突などでこれまでに41人が死亡する事態となり、国内外で非難の声が高まっていて、ライシ大統領としては混乱の収束に向けて、デモへの参加を思いとどまらせるねらいがあるとみられます。
イランでスカーフのかぶり方をめぐり逮捕された女性が死亡したことを受け、都内でも28日、日本で暮らすイラン出身の人たちがイラン大使館のそばで、抗議活動を行い「女性に自由を」などと訴えていました。

港区のイラン大使館のそばで行われた抗議活動には、長年日本で暮らすイラン出身の人たちなど、100人以上が集まりました。

参加した人たちは、「イランに自由を」と書かれたプラカードや亡くなった女性の写真を掲げていたほか、「女性に自由を」などとシュプレヒコールをあげていました。

抗議活動に参加した栃木県に暮らすイラン人の男性は「イランの現状にはもう我慢ならない。声をあげる必要があると思い参加した」と話していました。

イラン大使館周辺には多くの警察官が配置され、抗議活動の参加者が大使館に近づこうとした際には警察官ともみ合いになるなど、あたりは一時騒然としました。

デモのきっかけとなった、死亡した女性は、少数民族クルド人で、同じクルド人が多く住むイラン西部では特に激しくデモが行われています。

こうした中、イランの精鋭部隊、革命防衛隊は28日、この地域のデモを支援しているテロ組織が潜んでいると主張して、隣国イラク北部のクルド人自治区をミサイルと無人機で攻撃しました。

イラクの国営通信は、この攻撃で妊婦を含む13人が死亡したほか、子どもを含む58人がけがをしたと伝えています。

これを受けてイラク外務省の報道官が「イラク領土への攻撃であり、主権を侵害する行為だ」と抗議する声明を出すなど、イラン国内で続くデモの波紋が隣国にまで及んでいます。

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