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中国の習近平指導部は発足以来、汚職撲滅に力を入れていて、16日から始まった共産党大会にあわせて、党員の汚職などを調査してきた中央規律検査委員会が17日、この10年間の成果を発表しました。

それによりますと、汚職による規律違反などで摘発したのは464万人余りにのぼったということです。

会見した中央規律検査委員会の肖培副書記は「規律を厳しくただすことを堅持して、反腐敗闘争の持久戦に断固として打ち勝つ」と述べ、引き続き、党や政府の幹部らの汚職を徹底して取り締まる考えを示しました。

習主席が党のトップに就任して以降、過去の最高指導部のメンバーや次の世代のリーダー候補とみられた幹部らが相次いで摘発され、汚職撲滅の取り組みは習主席の権力基盤の確立につながったともされています。

習主席は、共産党大会の報告で「反腐敗闘争は一刻たりとも止めてはならない」と強調し、党のトップとして3期目入りが確実と見られる中、今後も党内を引き締める姿勢を示しています。

中国で開かれている共産党大会は2日目の17日、省や軍などの代表団ごとの会議が開かれました。

国営の中国中央テレビによりますと、このうち、党序列2位の李克強首相は、内陸部の甘粛省の代表団の会議に参加し、習主席への忠誠を示すスローガン「2つの確立」について「決定的な意義を深く理解しなければならない」と述べ、支持を呼びかけました。

また、次の最高指導部入りが有力だと伝えられる、政治局委員のメンバーらも「『2つの確立』を断固として擁護しなければならない」とか「新時代の偉大な変革と輝かしい成果は『2つの確立』の決定的意味を十分に表している」などと述べ、その意義を強調しました。

今回の党大会では「2つの確立」が党の最高規則にあたる「党規約」に盛り込まれる見通しです。

指導部のメンバーが、相次いでこのスローガンへの支持を表明し、党トップとして異例の3期目入りが確実とみられている習主席の権威づけを進めています。

共産党大会にあわせて、中国のSNSには、各地の党組織や大学が制作した、習近平国家主席が掲げるスローガンを歌詞にした歌の動画が相次いで投稿されています。

このうち、南部の広東省広州にある区の党組織は「共同富裕」や「中華の復興」など、習主席が掲げるスローガンを歌詞にした歌を投稿しました。

また、内陸部の甘粛省にある蘭州大学が制作した歌は、若い世代を対象にしたもので、「人類運命共同体を理想に」とか「偉大な復興を夢に」などと、習主席のスローガンが盛り込まれています。

各地の党組織や大学としては、党トップとして3期目入りが確実とみられている習主席の権威づけを図るねらいがあるとみられます。

#反中国#対中露戦#習近平伏魔殿体制=旧体制

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