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韓国最大の財閥、サムスングループの中核のサムスン電子は、パク・クネ(朴槿恵)元大統領に対する贈賄などの罪で服役し、その後、恩赦が与えられた創業家一族のイ・ジェヨン(李在鎔)副会長が、会長に昇格することが決まったと発表しました。

サムスン電子は27日の取締役会で、経営の安定性の向上や迅速な意思決定が必要だとして、創業家一族のイ・ジェヨン副会長が会長に昇格することを議決したと発表しました。

サムスングループのトップを務めるイ氏は去年1月に、パク・クネ元大統領に対する贈賄などの罪で実刑判決を受けて服役したあと、8月には恩赦を与えられ、自由な経済活動ができるようになっていました。

サムスン電子の会長ポストは、世界有数の企業に成長させた父親のイ・ゴニ(李健煕)元会長がおととし死去して以来、空席となっていて、韓国メディアは、イ氏がグループとともにサムスン電子のトップにも就くことで、「名実ともにイ氏のサムスンの時代が来る」と報じています。

一方、サムスン電子が27日に発表したことし7月から9月の連結決算では、営業利益が前の年の同じ時期と比べて30%余り減少していて、世界経済の不透明感が増す中、イ氏の今後のかじ取りが注目されます。

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