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イギリス中部ヨークの警察によりますと、チャールズ国王とカミラ王妃が、ことし9月に死去したエリザベス女王の像の除幕式などに出席するため、9日、現地を訪れていたところ、卵を投げつけられました。

ロイター通信が配信した現場の映像では、沿道の人にことばをかけながら握手を交わしていたチャールズ国王のそばを、少なくとも4個の卵が飛んでいく様子が確認できます。

警護にあたっていた警察官が駆け寄り、沿道からは「神よ、王を救いたまえ」という国歌の一節が連呼されるなど騒然とする中、チャールズ国王は足元を気にしながらも表情を変えず、王妃とともに歩き続けました。

国王夫妻にけがはありませんでしたが、地元の警察は、卵を投げつけて公共の秩序を乱したとして、23歳の男をその場で逮捕しました。

動機など詳しいことは明らかにされていません。

チャールズ国王をめぐっては、調査会社が即位後のことし9月に行った世論調査で「国王としてよい仕事をすると思う」と回答した人は61%を占め、6月に比べて12ポイント増えました。

一方で、若い世代を中心に君主制に反対する意見も根強く、来年5月に首都ロンドンのウェストミンスター寺院で予定されている国王夫妻の戴冠式は、生活費の高騰に苦しむ国民感情に配慮し、規模を縮小して行われる見通しです。

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