米大統領選に立候補表明の共和党 ヘイリー氏 支持者を前に演説 #nhk_news https://t.co/IlM8kXxfQd
— NHKニュース (@nhk_news) 2023年2月15日
アメリカのトランプ政権で国連大使を務め、来年の大統領選挙への立候補を表明した共和党のニッキー・ヘイリー氏が支持者を前に演説し、世代交代が必要だと訴えました。
南部サウスカロライナ州で初めての女性知事を務めたヘイリー氏は、トランプ政権で国連大使を務め、当時のトランプ大統領が掲げていたアメリカ第一主義を強く主張した保守派の政治家として知られています。
ヘイリー氏は14日に来年の大統領選挙への立候補を表明したのに続き、15日、サウスカロライナ州で支持者を前に演説し「新たな世代が未来を引っ張っていく準備はできている。民主党に負けるのがいやなら新たな世代に託してほしい」と述べ、共和党には世代交代が必要だと訴えました。
インド系の移民2世のヘイリー氏は共和党では、アジア系の女性として初めての大統領選挙の候補者となります。
すでに立候補を表明しているトランプ氏に重用されたヘイリー氏は、2021年に「トランプ氏が立候補するなら自分は出ない」と発言していましたが、今回、みずからのことばを翻して、いわばかつての「上司」に挑む格好となります。
共和党支持者を対象に大統領選挙で誰を支持するかを問う世論調査ではヘイリー氏は3%と、トランプ氏の47%、フロリダ州のデサンティス知事の31%と比べ大きく水をあけられていますが、早い段階で立候補を表明することで、資金集めなどを有利に進めたい狙いがあるとみられています。
大統領選挙に向けた共和党の候補者選びでは、すでに立候補を表明しているトランプ前大統領とヘイリー氏に加えて、フロリダ州のデサンティス知事やペンス前副大統領、それにポンペイオ前国務長官などの立候補が取り沙汰されています。
調査会社、モーニング・コンサルトが2月に共和党支持者を対象に行った、大統領選挙で誰を支持するかを問う世論調査ではトランプ氏が最も多く47%、次いでフロリダ州のデサンティス知事が31%となっているのに対し、ヘイリー氏は3%と水をあけられています。
ヘイリー氏の立候補表明についてトランプ氏の陣営は声明を発表し「ヘイリー氏はかつてトランプ氏を批判しながら、その後、トランプ政権入りしている。自分のことしか考えない、よくいる政治家の1人にすぎない」と攻撃するなど、共和党の候補者選びは早くも熱を帯び始めています。
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