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八代目市川新之助さんは、父の十三代目市川團十郎さんとともに先月から襲名披露公演を行っていて5日、東京・歌舞伎座で初日を迎えた「十二月大歌舞伎」では、「毛抜」で主人公の粂寺弾正役を史上最年少となる9歳で務めました。

「毛抜」は、嫁入り前の姫が髪の毛が逆立つ奇妙な病気にかかり、その原因を暴いていくという「歌舞伎十八番」の1つで、弾正は愛きょうやユーモアもありながら荒事の力強さも必要な難役です。

新之助さんは、給仕や腰元を口説いては振られてしまう姿をおもしろおかしく演じて会場の笑いを誘い、また毛抜が勝手に動きだす場面では引き締まった表情で「見得」をするなど堂々とした演技を披露しました。

そして、病気の仕掛けを見破って悪役を討ち取る最後の見せ場では、新之助さんの勇ましい立ち回りに客席から大きな拍手が送られました。

公演を見た40代の女性は「成長した姿を見せてくれて、新之助となった責任感を感じさせるすばらしい演技でした。ぜひお父さんを超える役者さんになってほしいと思います」と話していました。

「十二月大歌舞伎」は、今月26日まで行われます。

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