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ワールドカップカタール大会でドイツやスペインといった世界屈指の強豪を破り日本を2大会連続の決勝トーナメントに導いた森保一監督は、契約期間が今大会までとなっていて、後任の人事が注目されています。

日本サッカー協会は12日、次期監督の候補者などについて議論する技術委員会を開き、会議のあと反町技術委員長が報道陣の取材に応じました。

反町技術委員長は、目標としていたベスト8には届かなかったものの、森保監督が率いた今回の日本代表について「一定の評価はしている。人、戦術、スタッフのマネジメントを含めいい戦い方ができた。新しい景色までのあと1歩をしっかりと検証していく必要がある」とまとめました。

一方、次期監督の候補をリストアップしたかどうかや交渉の有無についてはコメントを控え、いつまでに結論を出すかという問いに対しても「分からない」と述べるにとどまりました。

ただ、選考の基準については「日本の持っているポテンシャルをうまく生かすことができるかが大きなポイントになってくる」と話しました。

さらに「勝ち上がってきた国に比べるとまだまだ足りない部分もある。2030年までにワールドカップでベスト4という目標を掲げている中で、それを遂行できるような方、そのプロセスに向かって上向きに上昇気流に乗っていけるような方にしたい」と話しました。

次期監督をめぐっては、協会の田嶋幸三会長が森保監督について「間違いなく彼は候補の1人」と話し、大会後の続投も検討していることを明らかにしています。

また、森保監督も今月9日のNHKの番組の中で続投の要請があった場合どうするかという質問に対し「もちろん前向きに考えたい」と話すなど、今後も指揮を執ることに意欲を示しています。

FIFAの技術研究グループは12日に記者会見し、今大会のここまでの特徴などを発表しました。

この中でグループのメンバーを務める韓国代表の元選手が「アジアのサッカーは非常に発展した。多くのアジアのチームが伝統的な強豪を打ち負かした。3つのアジアのチームが決勝トーナメントに進み、サウジアラビアがアルゼンチンを、日本がドイツとスペインを、韓国はポルトガルを破った」と話しました。

その理由については「多くのアジアの選手がヨーロッパでプレーしている。特に日本の多くの選手はドイツでプレーしていて、キャプテンを務めている選手もいる。ヨーロッパやほかの国のチームと戦っても彼らはヨーロッパの選手と毎週プレーしているため、おそれが少なく怖がることもない。そしてより競争力がある」と話しました。

そのうえで「日本は多くの選手が戦術をよく理解し、複数の役割を務められる。それが彼らが大成功を収めた理由で、監督も驚くべきスキルを示した。決勝トーナメントでアジアのチームは困難を経験したが、伝統的な強豪との差は確実に縮まっている」と指摘しました。

また、ほかのメンバーはこれまで1試合で最大3人だった交代人数が5人に増えたことから疲労した選手を入れ替えることができ最後までより質の高い試合が維持できるようになったと話しました。

このほかゴールキーパーについても言及があり、過去の大会と比べてフィールドプレーヤーからパスを受けることを試みる割合が67%増え、後方からパスをつなぎ、相手陣内にボールを運ぶビルドアップに関わる役割が増したということです。

さらに、ペナルティーキックを防ぐ割合が前回大会の17%から36%に大きく上がっていてペナルティーキック戦=PK戦を含めても25%から34%に上昇していることを明らかにしました。

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