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ミャンマーでクーデターを実行した軍に拘束され、複数の罪に問われているアウン・サン・スー・チー氏は30日、新たに禁錮7年の有罪判決を受け、刑期はあわせて33年となりました。裁判はこれですべて終了し、国際社会からスー・チー氏の解放を求める声が高まる中、実権を握る軍の今後の対応に関心が集まっています。

関係者によりますと、首都ネピドーで30日、非公開で行われた裁判で、スー・チー氏はヘリコプターのリースなどをめぐる5件の汚職の罪で、あわせて禁錮7年の有罪判決が言い渡されたということです。

これでスー・チー氏の裁判はすべて終わり、有罪判決は19件、科された刑期は、あわせて33年となりました。

ミャンマーをめぐっては、国連の安全保障理事会で21日、スー・チー氏を含む拘束されているすべての人の解放を求める決議がクーデター以降、初めて採択されました。

軍は来年実施が予定されている総選挙を前に、スー・チー氏の刑期を積み重ねることで、政治的な影響力を排除する思惑があるものとみられますが、国際社会からスー・チー氏の解放を求める声が高まる中、軍の今後の対応に関心が集まっています。

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