気象庁 “ラニーニャ現象継続か” 来月にかけて大雪の可能性も #nhk_news https://t.co/aYFIQBQd8G
— NHKニュース (@nhk_news) 2023年1月11日
「ラニーニャ現象」は、南米・ペルー沖の赤道付近の東太平洋で、海面水温が平年より低くなる現象で、日本を含む世界の天候に影響を及ぼすと考えられています。
気象庁の解析では、おととしの秋にラニーニャ現象が発生し、12月も海面水温は引き続き、低い状態で推移しているとして「ラニーニャ現象が続いているとみられる」と発表しました。
冬に「ラニーニャ現象」が起きると、日本の上空では偏西風が南に蛇行して寒気が流れ込みやすくなり、気温が平年より低くなる傾向があるということです。
ラニーニャ現象は、今後、終息に向かい「冬の終わりには平常の状態となる可能性が高い」との見通しですが、日本付近では引き続き、ラニーニャ現象の影響が残る見込みだとしています。
このため、今後も来月にかけて寒気が南下しやすく、日本海側を中心に降雪量が多くなり、大雪の可能性があるとして、気象庁は今後の気象情報に注意するよう呼びかけています。
一方、偏西風の蛇行の状況によっては、気温が高くなる時期もある見通しで、融雪による雪崩などにも注意してほしいとしています。
気象庁異常気象情報センターの楳田貴郁所長は、「出かける際には道路情報や、気象庁の『今後の雪』などの最新の気象情報を確認し、除雪をする場合も2人で作業を行うなど十分な対策を取ってほしい」と話しています。
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