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イギリスのスナク首相は公務で移動中に車の中で経済成長に向けた対応策について説明する動画を撮影し、19日、自身のインスタグラムに投稿しました。

投稿された動画には、後部座席に座っているスナク首相がシートベルトを着用せずに話をしている様子が映されています。

地元警察は20日、車内でシートベルトを着用していなかったとしてスナク首相に罰金を科しました。

首相官邸によりますと、スナク首相は違反を認めて謝罪し、科された罰金を支払うということです。

具体的な罰金の額は明らかになっていませんが、イギリスではシートベルトを着用しないと最高で500ポンド、日本円にして8万円の罰金が科されます。

スナク首相をめぐっては、財務相だった2020年、新型コロナウイルスの規制が続く中、首相官邸で開かれたパーティーに出席したとして、当時のジョンソン首相とともに罰金を科されています。

地元メディアは、イギリスの首相が罰金を科されるのはジョンソン元首相に続いて2人目だと伝えています。

これについて野党からは、労働党の副党首が「すべての責任はスナク首相にある」とツイッターに投稿するなど批判が出ています。

イギリスでは、シートベルトが備え付けられている車両で14歳以上の者がシートベルトを着用しなかった場合、100ポンドの罰金を科せられることがある(14歳未満については運転手が責任を負う)。医師の診断書を伴う医療上の理由がある場合や、警察・消防車両など救急用車両は、着用義務の例外となる。

もしも違反行為が裁判にかけられた場合、罰金は500ポンドに上ることもある。

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