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パキスタン北西部のペシャワルにあるモスクで、30日午後、自爆テロによるとみられる大きな爆発があり、地元当局によりますとこれまでに死亡した人は95人に上り、けがをした人も200人を超えています。

爆発の衝撃で壊れた建物の屋根の下敷きになって多くの人が亡くなったということで、地元の病院は、死者の数は100人に上るとしています。

現場のモスクはペシャワル中心部の治安機関の建物や職員の住宅が集まる敷地の中にあり、警備が厳しく、複数の検問を通過しないと入ることができない場所です。

31日、記者会見を行った地元の警察幹部は現場周辺の警備に不備があったとみて、捜査を進める方針を明らかにしました。

パキスタンでは、イスラム過激派組織「パキスタンタリバン運動」が軍や警察の施設を狙ったテロを各地で繰り返し、治安機関が警戒を強めていて、こうした中で起きた多くの人が犠牲となる爆発に衝撃が広がっています。

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