パキスタン南西部 武装集団の襲撃相次ぎ 30人以上が死亡https://t.co/w7NZ2icDs0 #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) August 26, 2024
パキスタン南西部で、武装した集団による走行中の車両などへの襲撃が相次ぎ、これまでに少なくとも30人以上が死亡しました。この地域の分離独立を求める反政府武装勢力が犯行声明を出していて、地元当局が捜査を進めています。
パキスタン南西部バロチスタン州ムサケルで26日朝、武装した集団が幹線道路を封鎖し、走行中の車両を停車させたあと、降りてきた人たちに向けて次々と発砲しました。
地元の警察によりますとこれまでに22人が死亡し、5人がけがをして地元の病院で手当てを受けています。
このほかにも、バロチスタン州カラトでは26日朝、武装した集団との銃撃戦で治安部隊や市民、9人が死亡したほか、州内の別の地区でも26日朝、車両が襲撃されて3人が死亡し、一連の襲撃による死者はこれまでに少なくとも34人に上っています。
地元メディアは、バロチスタン州の分離独立を求める反政府武装勢力「バロチスタン解放軍」が犯行声明を出したと伝えています。
バロチスタン州ではパキスタン政府が中国と連携し資源開発や港湾施設の整備を進めていますが、バロチスタン解放軍はこうした開発を「不当な搾取」だとして反発し、これまでもたびたびテロを起こしていて、地元当局が捜査を進めています。
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