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去年生産された米の味などを審査する「食味ランキング」の結果が公表され、全国の40銘柄が最高の「特A」の評価を受けました。台風や大雨で稲が倒れるなどしたため、「特A」の銘柄は4年連続で減少しています。

米の食味ランキングは、農産物などの品質や安全性を評価している日本穀物検定協会が毎年、生産された米の味や香りなどを審査し、5段階で評価しています。

全国152銘柄の米が審査の対象となり、およそ4分の1にあたる40銘柄が最高の「特A」と評価されました。

去年は、8月から9月にかけて台風や大雨が相次ぎ、稲が倒れるなどしたため、「特A」の数は、前の年に比べて2銘柄減って、4年連続の減少となりました。

地域別に見ると、
▽北海道では、対象となった3銘柄すべてが「特A」となりました。

また、
▽北海道の「ななつぼし」と、
佐賀県の「さがびより」は、
13年連続の「特A」でした。

このほか、
鳥取県の「星空舞」
岡山県県南の「にこまる」
大分県の「つや姫」が、
今回初めて「特A」となりました。

「にこまる」は、温暖な気候に強い品種とされ、「特A」の評価を受ける銘柄が、前の年の3銘柄から6銘柄に増えていて、温暖化が食味にも影響を与える形となっています。

全国各地のさまざまな銘柄の米が流通するようになり、最近は、食べる時間帯や料理などによって、米を買い分ける客が増えているということです。

東京 目黒区の米販売店では、北海道から九州まで風味や食感の異なる、およそ50銘柄の米を販売しています。

店主の西島豊造さんは、米の販売店などで作る業界団体が認定する資格「お米マイスター」を取得していて、2月28日は食味ランキングの発表をパソコンを開いて見守りました。

40銘柄が最高の「特A」の評価を受けたことについて、西島さんは「ことしは悪天候などもあったが、去年とほぼ同じ水準を維持できたので、産地は安心していると思う。売る側としても、特Aの米は売ってみたいという気持ちになるので、ランキングの意味は大きい」と話していました。

西島さんによりますと、最近は全国各地でブランド米と呼ばれる銘柄が増え、食味も多様化しているということです。

このため、「朝食はさっぱりした食感の米」「夕食は料理やお酒に合うもっちりした食感の米」といったように、複数の銘柄の米を買い分ける客が増えているということです。

西島さんは「米は、『主食』から『しこう品』になりつつある。それぞれの産地が競い合い、情報をさらに発信することで、米の消費も上向いてくるのではないか」と話していました。

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#食事#おやつ#レシピ