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カナダでは、2019年とおととし行われた総選挙をめぐり、「中国に敵対的とされる保守派の政治家を落選させ、トルドー首相率いる与党・自由党の議員を再選させるため中国が働きかけた」などと一部のメディアが、中国が介入した疑いについて先月から報じています。

また「中国側は、特定の陣営に現金を寄付したり、中国出身の留学生を選挙ボランティアとして活動させたりした」などとも伝えています。

これらの内容は、カナダの情報機関が作成したとする機密文書がもとになっていて、野党側が政府に対して調査を行うように求めていました。

カナダのトルドー首相は6日、記者会見を開き、特別調査官を任命し、中国の干渉があったかどうか本格的に調査を行う方針を明らかにしました。

トルドー首相は、選挙結果は外国の干渉の影響を受けていないとしながらも「たとえ結果が変わらなかったとしても、外国による干渉があったとすれば深刻だ。民主主義に対する信頼を維持することが最も重要だ」と述べました。

一連の報道に対して中国の秦剛外相は今月3日「全くのうそで、ばかげている」などと述べ、否定しました。

#加中(選挙干渉)

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