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イランでは各地の女子校で吐き気や呼吸障害など有毒物質が原因とみられる症状を訴える生徒が相次ぎ、被害者は1000人以上にのぼっています。

内務省は7日、6つの県で刺激物を用意して生徒たちに健康被害を負わせたとして複数の人物を逮捕したと発表しました。

このうち3人は政権への抗議デモに参加し、外国を拠点とするメディアとつながりがあったとした上で犯行の目的は国をパニックに陥れることだったとしています。

このデモは去年9月、スカーフのかぶり方をめぐって逮捕された女性が死亡したことに抗議し、国内に広がったもので、参加者への死刑判決が相次いだあと沈静化しました。

今回の健康被害をめぐっては、このデモに多く参加した女子生徒たちに対し、政権を支持する過激な勢力が報復しているのではないかという声も市民からあがっていて、依然、生徒や保護者の間には不安が広がっています。

娘が学校に通うのをとめているという40歳の母親は「子どもが学校に行けば傷つけられるのではないかと心配しています。女の子たちを家から出したくない人たちのしわざだと思います」と話していました。

#イラン(女子校健康被害問題)
#イラン(スカーフデモ)

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