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イスラエルでは、ネタニヤフ首相が、最高裁判所の判断について議会が覆すことなどを可能にする司法制度改革を進めようとしていて、国内外から三権分立が脅かされるとして懸念が広がっています。

ネタニヤフ首相は26日、改革の中止を呼びかけたガラント国防相を解任しましたが、これに反発して国内各地で抗議の声がさらに強まりました。

27日には、大学や企業、それに国内最大の空の玄関となっているベングリオン空港の職員などがストライキを行い、混乱が広がりました。

こうした事態を受け、ネタニヤフ首相は会見し「国が内乱に陥ってはいけない。このままだと社会に衝突が生まれるおそれがある」などと述べ、改革を1か月ほど凍結させる方針を示しました。

ただ、改革を強硬に進めてきた極右政党の閣僚が反対派に対抗するデモを支持者に呼びかけるなど国内の分断が深まっているうえ、政権側は改革を進める構えは崩しておらず、混乱が収まるかは不透明です。

イスラエルのネタニヤフ首相は27日、争点となっている司法制度改革に関する決定を来月まで延期すると発表した。同改革を巡り国内では大規模な抗議活動や労働争議が広がっており、連立政権の崩壊や暴動への発展が懸念されていた。

テレビ演説で「国内の亀裂を防くという意思の下、幅広いコンセンサスを得るために第2読会と第3読会の延期を決定する」と表明。延期は「内戦を回避するため」と強調した。

ただ、4月の新たな国会会期まで手続きを先送りすることで反対派の同意をどの程度得られるかは不透明で、混乱収束は見通せない。

司法制度改革案には法曹界ポストの政治任用を強化することや、政府が決定した政策に対する最高裁の判断権限を制限することなどが盛り込まれており、民主主義が脅かされるとして野党や経済界などが反対している。

抗議活動の指導者らは法案が完全に取り下げられるまでデモを続けると表明している。

一方、ホワイトハウスはネタニヤフ氏の決定を歓迎。ジャンピエール報道官は「妥協に向けた時間や余地を生み出す機会として歓迎する。米国はイスラエル指導部に対し、可能な限り早く妥協点を見いだすよう強く求め続けている」と述べた。

ホワイトハウスのジャンピエール報道官は27日、イスラエルのネタニヤフ首相が表明した司法制度改革の立法化延期の決断を米国は歓迎すると表明した。

ネタニヤフ氏は27日、争点となっている司法制度改革に関する決定を来月まで延期すると発表した。同改革を巡り国内では大規模な抗議活動や労働争議が広がっており、連立政権の崩壊や暴動への発展が懸念されていた。

ジャンピエール氏は「米国はこの発表を、妥協に向けた時間や余地を生み出す機会として歓迎する。米国はイスラエル指導部に対し、可能な限り早く妥協点を見出すよう強く求め続けている」と述べた。

米国はイスラエルの状況を引き続き懸念しており、バイデン大統領は、司法制度改革に関する懸念をネタニヤフ首相に直接伝えたという。

国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官も記者団に対し、「最近の動向に引き続き懸念を抱いている」と述べ、妥協を呼びかけた。また、バイデン大統領はイスラエルが内戦に陥ることを懸念しているかと問われ、そのようなことはないと答えた。

#イスラエル(ネタニヤフ・司法制度改革)

中国の習近平国家主席は、28日サウジアラビアムハンマド皇太子と電話で会談し、中国の仲介でサウジアラビアとイランの外交関係を正常化させたことを「大きな成果だ」と強調し、これまでアメリカの影響力が強かった中東地域への関与拡大に意欲を示しました。

中国外務省によりますと、電話会談で習主席は、長年対立していたサウジアラビアとイランが、今月、中国の仲介で外交関係を正常化させたことについて「大きな成果を上げ、国際社会から広く評価された」と強調しました。

そのうえで「今後の両国の対話のプロセスを継続的に支援していきたい」と述べ、サウジアラビアとイランの関係改善に向けて引き続き関与していく考えを示しました。

これに対し、サウジアラビアムハンマド皇太子は、中国の仲介に感謝の意を示し、中国との関係強化の重要性を強調したということです。

さらに、会談で習主席は「中東地域の平和と安定、発展にさらに貢献したい」とも述べていて、サウジアラビアとイランの外交関係の正常化をきっかけに、これまでアメリカの影響力が強かった中東地域への関与拡大に意欲を示しました。

#中沙(斯沙・外交関係正常化・中国)
#斯沙(外交関係正常化・中国)

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