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台湾国防部の発表によりますと、中国軍の空母「山東」が台湾とフィリピンの間のバシー海峡を通過しました。日本時間の5日午後8時20分現在、「山東」は台湾の南東沖の海域を航行しているということです。

山東」は中国軍では2隻目、中国の国産としては初めての空母で、台湾国防部は、この空母が西太平洋で訓練を行うのは初めてだとしています。

山東」のほかに中国の軍艦や軍用機が台湾周辺の海域と空域に近づいているとして、台湾国防部は「わが国の安全への現実的な脅威であるだけでなく地域の安全と安定も破壊するものだ。責任ある現代国家の態度ではまったくない」と非難しました。

台湾国防部は「世界に向かって進むわれわれの決心が、外からの圧力に邪魔されることはない」とも強調していて、蔡英文総統がアメリカのマッカーシー下院議長との会談を予定していることに対する中国側の反応として「山東」の動きを見ていることを示唆した形です。

#台湾有事(中国軍空母「山東」)

先月末から中国を訪問している馬英九前総統は5日、上海を訪れ、市内の港などを視察したあと、中国共産党の指導部メンバーで、上海市のトップを務める陳吉寧書記と会談しました。

陳書記は会談の冒頭で「両岸は1つの家族であるという理念を堅持し、交流に対して積極的に努力すべきだ」と述べました。

これに対し馬前総統は「中国大陸と台湾はともに1つの中国に属する」という立場を示し、みずからが総統を務めた期間は「両岸の人民に利益をもたらした」などと応じました。

馬前総統は今月3日にも、指導部のメンバーを務める内陸部の重慶市のトップと会談するなど、訪問先の省や市のトップと相次いで意見を交わし、融和ムードを演出しています。

一方、蔡英文総統はアメリカのマッカーシー下院議長らとの会談を外交成果として誇示するとともに「1つの中国」を受け入れない政権への圧力を強める中国をけん制する構えです。

来年1月に行われる台湾の総統選挙に向けて、馬前総統と蔡総統の間で「1つの中国」をめぐる姿勢の違いがいっそう際立っています。

先月末から中国を訪問している馬英九前総統は6日、上海の名門、復旦大学を訪れ同行している台湾の学生と現地の学生たちが参加する座談会に出席しました。

馬前総統は「この数年、政治の混乱や感染拡大のために、さまざまな交流が中断した。今回の訪問が若者たちの交流再開の第一歩となることを望む」と強調しました。

そのうえで「友情が深まれば深まるほど、衝突が起きる確率は低くなるだろう」と述べ、台湾と中国の人々の交流促進を呼びかけました。

今回の訪問中、馬前総統は「中国大陸と台湾はともに1つの中国に属する」という立場を繰り返し示し、上海市のトップを務める共産党指導部のメンバーなど、省や市のトップとも相次いで会談して融和ムードを演出しています。

これに対し「1つの中国」を受け入れない与党・民進党は「国際社会に誤ったメッセージを発するものだ」などと批判していて、両党の姿勢の違いが鮮明になっています。

#中台(馬英九前総統・訪問)

中米2か国の訪問を終え、経由地のアメリカに滞在している台湾の蔡英文総統は、日本時間の6日未明、西部カリフォルニア州のロサンゼルス郊外でマッカーシー下院議長と会談しました。

アメリカメディアによりますと、台湾の総統が、大統領権限を継承する順位が副大統領に次ぐ2位の要職である下院議長と、アメリカ国内で会談するのは初めてです。

会談後、蔡総統とともに記者団の前に姿を現したマッカーシー議長は「アメリカと台湾のつながりはかつてなく強くなっている。経済的自由と平和、地域の安定を維持することはとても重要だ」と述べました。

これに対し蔡総統は「われわれの平和と民主主義は今、これまでにない試練に直面している。アメリカ議会からの揺るぎない支援は、台湾が孤立していないとわれわれを安心させるものだ」と応じました。

このあとマッカーシー議長は、超党派の議員らと記者会見し「この場にいるメンバーはみな台湾への支援を重視しており、一致して声をあげていく決意だ」と述べ、台湾を支持する姿勢は超党派で一致していると強調しました。

そして会談は非常に生産的だったとしたうえで「アメリカは今後も台湾への武器売却を継続し、武器が速やかに台湾に届くようにしなければならない。また、貿易や先端技術の分野での経済協力を強化するとともに両者の共通の価値観を引き続き促進していくべきだ」と述べました。

また今回の会談について、中国との間の緊張を高める意図はないと強調したうえで「中国が対抗措置をとる必要はない」と述べ、中国側をけん制しました。

一方で、今後みずからが台湾を訪問するかについては「直近の予定はないが、この先も行かないということではない」と述べ、将来的な訪問の可能性を否定しませんでした。

蔡英文総統がマッカーシー下院議長と会談したことに対し、中国側は外務省や国防省などが一斉に談話を発表し、強く反発しました。

このうち中国外務省は報道官の談話を出し「アメリカは中国側の厳正な申し入れと再三の警告にもかかわらず、マッカーシー下院議長との会談などを認めた。『1つの中国』の原則に違反し『台湾独立』勢力に誤ったシグナルを送るものであり、断固反対し、強く非難する」としています。

そのうえで「中国は、国家の主権と領土の一体性を守るために、断固とした強い措置をとる」として何らかの対抗措置をとることを示唆しています。

また中国国防省は報道官の談話を出し「アメリカと台湾のいかなる形の公的な往来や、いかなる名目や理由であれ台湾地区の指導者のアメリカ訪問に、断固反対する」などとしたうえで「中国軍は常に厳戒態勢を保ち、国家の主権と領土の一体性、台湾海峡の平和と安定を断固として守る」と強調しています。

このほか全人代全国人民代表大会の外事委員会や、中国共産党で台湾政策を担当する部署も、声明や報道官の談話を出して強く反発しました。

マッカーシー下院議長は、去年秋の中間選挙を前に、議長に就任すれば「台湾を訪問する」と公言してきました。

ただ、複数の議会筋は、今回、台湾を訪問するのではなく、カリフォルニア州ロサンゼルス郊外で会うのは、その方が現時点でアメリカと台湾双方にとって得策だとの計算があるからだといいます。

その判断に大きな影響を与えたのが去年8月、当時、下院議長だった民主党ペロシ氏の台湾訪問です。

バイデン政権との事前の調整がほとんどなかったとされ、台湾との強いきずなをアピールできた反面、中国の激しい反発を招き、中国軍機が台湾との中間線を越えて飛行することが常態化するなど、「現状変更」を許したという批判的な見方がワシントンでは根強くあるからです。

このため、中国に現状変更を試みる口実をできるだけ与えず、同時に台湾への強い支援を国内外に示すには、アメリカ本土の、それもマッカーシー議長の地元であるカリフォルニア州台湾総統が「立ち寄る」際に会うのが最善との判断に至ったとみられます。

アメリカ議会は、中国が軍事力も駆使して台湾統一をはかる台湾有事のリスクが高まっているとの認識のもと、対中強硬姿勢を強めています。

下院議長が、台湾を訪問するのではなく、アメリカ国内で会談することに「弱腰」との批判も出かねない状況ですが、今回は議会からそうした声はあがっていません。

むしろマッカーシー議長肝いりの、議会下院・中国特別委員会のメンバーを中心とした超党派の議員団が会談に同席し、アメリカ議会が台湾を強く支援していく姿勢をアピールする機会として利用するねらいです。

マッカーシー下院議長と蔡英文総統が経由地のアメリカで会談することについて、ブリンケン国務長官は訪問先のベルギーで5日、「このような立ち寄りは、何年も前から行われてきたし、前例に従ったものだ」と述べ、何ら新しいものではないと強調しました。

そのうえで「中国は蔡総統の立ち寄りを口実に緊張を高め、現状変更を推し進めるための行動をとるべきではない」と述べ、去年8月、当時のペロシ下院議長が台湾を訪問したのをきっかけに、中国が台湾周辺で大規模な軍事演習を行うなど台湾への軍事的な圧力を強めたことを念頭に中国をけん制しました。

一方、ブリンケン長官は「われわれの台湾政策は、『1つの中国』政策をはじめ、変更はない」とも強調しました。

ブリンケン長官としては、アメリカ上空を飛行した中国の気球をめぐる問題でみずからの北京訪問が延期された状況が続くなど、米中両国の対話が停滞する中、これ以上、中国との対立を深めることは避けたい思惑もあるものとみられます。

台湾をめぐって、中国は▽世界で中国はただ1つ、▽台湾は中国の不可分の一部、▽中華人民共和国が中国を代表する唯一の合法政府という「『1つの中国』原則」を主張しています。

これに対し、アメリカは「中国は1つで、台湾は中国の一部」という中国の立場に異論を唱えないとしつつも、「『1つの中国』原則」をそのまま受け入れることはせず、▽台湾関係法、▽3つの米中共同コミュニケ、▽「6つの保証」を要素とする「『1つの中国』政策」をとっています。

このうち「6つの保証」は1982年、当時のレーガン大統領が台湾に示したもので、▽台湾への武器売却の終了日を設定することに同意しない、▽台湾への武器売却について中国に意見を求めることに同意しない、などの6項目からなっています。

蔡英文総統は2018年8月の中南米歴訪の際にもアメリカを経由して「レーガン・ライブラリー」を参観し、「『6つの保証』は今でもアメリカの対台湾政策の重要な基礎になっている」と、レーガン大統領をたたえていました。

今回、蔡総統とマッカーシー下院議長の会談場所に「レーガン・ライブラリー」が選ばれたことには、台湾に対する武器売却を含むアメリカの強い関与をあらためて示すねらいが込められていそうです。

レーガン大統領の記念図書館、「レーガン・ライブラリー」は西部カリフォルニア州ロサンゼルス近郊のシミバレーにあります。

記念図書館のウェブサイトによりますと旧ソビエトゴルバチョフ書記長との首脳会談についての記録など6000万ページを超える文書や160万点を超える写真が所蔵されています。

また、巨大な展示スペースにはレーガン氏が搭乗した大統領専用機「エアフォースワン」などのゆかりの品々が展示されています。

アメリカでは大統領の退任後、任期中の記録や資料が失われるのを防ぐため、法律に基づいて大統領の記念図書館が設立されています。

記念図書館は通常、大統領の出身の州に設けられ文書だけでなくゆかりの品なども保管、展示し研究や学習のために一般に公開もしています。

台湾の蔡英文総統がアメリカのマッカーシー下院議長と会談したことについて、台北の街で感想を聞きました。

60代の女性は「もちろん支持します。台湾と外交関係のある国がどんどん減っていますから、国際社会に私たちのことが見えるようにしなければなりません」と話していました。

会談が行われたことに対しては、好意的に受け止める声が多かったですが、別の60代の女性は「よいことではありません。中国は台湾との関係にアメリカが介入することを嫌いますから」と話し、中国による軍事的な報復を心配していました。

台湾の蔡英文総統とアメリカのマッカーシー下院議長との会談に加わって、意見交換した超党派議員団の1人で、議会下院・中国特別委員会のギャラガー委員長は、NHKの取材に対し、「このような場に超党派の議員が同席したことが重要だ」と述べました。

そして、インド太平洋地域におけるアメリカの影響力を強めるうえで、台湾への支援をどのように行っていくか議論することは大切だという認識を示しました。

そのうえで、中国が何らかの対抗措置をとると示唆していることについて、「われわれを脅そうとしているにすぎない。率直に言って、下院議長がアメリカ国内で誰と会おうと中国共産党には関係のないことだ」と一蹴しました。

#米台(蔡英文総統・経由地)

台湾の邱国正国防部長(国防相)は6日、中国の空母が現在、台湾の東岸沖約200カイリの位置にいると明らかにした。

台湾軍が状況を注視しているとした上で、現時点で空母から航空機が離陸するのは確認していないと述べた。

台湾の蔡英文総統は5日、マッカーシー米下院議長(共和党)とロサンゼルス郊外で会談した。

#台湾有事(中国軍空母「山東」)

#反中国#対中露戦#習近平伏魔殿体制=旧体制

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