中国 抗原検査キット工場 人員削減で大規模抗議 警察と衝突 #nhk_news https://t.co/Erl3u8Xl5g
— NHKニュース (@nhk_news) 2023年1月8日
中国で「ゼロコロナ」政策が終了し新型コロナウイルスの検査が大幅に減るなか、検査キットを製造する工場で労働者が7日人員削減などをめぐって大規模な抗議活動を行い警察と衝突する事態となりました。
大規模な抗議活動が起きたのは、中国内陸部の重慶にある新型コロナウイルスの抗原検査キットを製造する工場です。
香港メディアは7日、1000人以上の労働者が人員削減や給与をめぐって警察と衝突したと伝え、ロイター通信が8日配信した映像には大声を上げながら物を投げる労働者とみられる人たちや警察官の様子がうつっています。
中国では感染を徹底して抑え込む「ゼロコロナ」政策が終了し、8日から感染者を把握するためのPCR検査や抗原検査は行われなくなりました。検査は発熱の症状を訴える患者や医療関係者などに限定しています。
また、各地で感染が拡大するなか、12月は抗原検査キットの需要が急増して品薄になりましたが、最近は供給の安定に伴って価格が値下がりしています。
香港メディアは、工場の業績の悪化が人員削減などにつながり今回の抗議活動を招いたとみられると伝えています。
中国軍「挑発行為に断固として反撃」台湾周辺で再び軍事演習 #nhk_news https://t.co/1kwmoX02cd
— NHKニュース (@nhk_news) 2023年1月9日
中国軍で台湾方面などを管轄する東部戦区の報道官は「台湾周辺の海域と空域でパトロールと実戦的な軍事演習を行った」と8日、発表しました。
演習の詳しい場所や規模は明らかにしていませんが、「外部勢力や『台湾独立』勢力による挑発行為に断固として反撃することが目的だ」としています。
中国軍は、2週間前にも台湾周辺で軍事演習を行い「アメリカと台湾が共謀して挑発行為をエスカレートさせている」とアメリカを名指ししてけん制していました。
台湾国防部 “中国軍機 延べ57機確認” 中国が周辺で軍事演習 #nhk_news https://t.co/hl4wXEOMWW
— NHKニュース (@nhk_news) 2023年1月9日
中国軍で台湾方面などを管轄する東部戦区の報道官は8日、「台湾周辺の海域と空域で実戦的な演習を行い、陸上への攻撃と海上での突撃などに重点を置いて、部隊の統合作戦能力を検証した」と発表しました。
演習の区域や規模などは具体的に明らかにしていません。
台湾国防部は9日午前6時までの24時間に、台湾周辺で中国軍の航空機延べ57機と艦艇延べ4隻の活動を確認したと発表しました。
航空機のうち、殲16など4種類の戦闘機のほか無人機が台湾海峡の多くの場所で「中間線」を越えました。
また、轟6爆撃機などが台湾の南西沖の防空識別圏に進入したあと、フィリピンとの間のバシー海峡を通過して台湾の南東沖まで回り込んだということです。
中国軍は今回の発表で「外部勢力と『台湾独立』勢力が結託した挑発への断固とした反撃だ」と主張しています。
今回中国が軍事演習を行った背景には、台湾と外交関係のない韓国やヨーロッパの国々の議員団が相次いで訪問していることに反発した可能性もあります。
台湾 蔡総統 パラグアイ下院議長と会談“外交関係維持に期待” #nhk_news https://t.co/PZ6RgmvIz2
— NHKニュース (@nhk_news) 2023年1月9日
台湾の蔡英文総統は9日、南米で唯一、外交関係をもつパラグアイの下院議長と会談し、中国の圧力が強まる中でも引き続き関係を維持したいという期待を示しました。
パラグアイのロペス下院議長は、8日から台湾を訪問中で、9日、台北の総統府で蔡総統と会談しました。
会談で蔡総統は、「私が2016年に総統に就任してから最初の外国訪問先がパラグアイだった。2018年に就任したパラグアイの大統領が最初に訪問したのも台湾で、両国の深い友情が表れている」と友好関係を強調しました。
そして、「権威主義の拡張を前にして、われわれ民主主義戦線の盟友が協力を強化すべきだ」としたうえで、「これからも台湾とパラグアイが努力して協力し合い、国際社会により多くの貢献ができることを期待する」と述べ、中国の圧力が強まる中でも引き続き関係を維持したいという期待を示しました。
パラグアイは南米で唯一、台湾と外交関係をもつ国ですが、ことし4月に予定される大統領選挙に野党連合から立候補するアレグレ氏は最近、ロイター通信のインタビューで「当選したら台湾と断交し、中国と国交を結ぶ」と述べたと伝えられています。
パラグアイは牛肉や大豆などの生産が盛んで、野党連合のアレグレ氏は中国と国交がないために失っているものが大きいという認識を示したということです。
蔡総統はこれも意識してか、9日の会談で、「去年1月から10月までの台湾とパラグアイの貿易額は、新型コロナのパンデミックにもかかわらず、史上最高を記録した」と述べました。
今月12日までのロペス議長の滞在中、蔡英文政権は外交関係をつなぎ止めるための働きかけを強めるとみられます。
台湾の蔡英文総統は多くの外交関係をもつ中南米との関係を重視し、就任当初も中米のパナマや南米のパラグアイを訪問していました。
一方、中国は「台湾は中国の一部だ」と主張していて、台湾を孤立させるため巨額の支援や投資をてこに台湾と外交関係をもつ国の切り崩しを進めています。
その結果、蔡英文政権が2016年に発足してからおととしまでに、中米・カリブ海地域だけでパナマを含め、4か国が台湾と断交し、台湾が外交関係をもつ国の数は世界全体で14に減りました。
中南米やカリブ海は「アメリカの裏庭」と呼ばれてきましたが、南米ではこのところ、アルゼンチン、ボリビア、ペルー、チリと、左派政権の誕生が相次ぎ、アメリカと距離をおこうとする動きも表面化しています。
アメリカと厳しく対立している中国にとって、この地域でアメリカと親密な台湾を承認する国を減らして自国と国交を結ぶ国を増やすことによって影響力を増したいというねらいもあるとみられます。
#中南米
#反中国#対中露戦#習近平伏魔殿体制=旧体制